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以前の映画感想

MIB2

    宇宙からエイリアンの移住が始まって35年、1500種の異性人が共存している。MIBが管理している。J(ウィル、スミス)はトップエイジェントで、相棒は冴えない奴ばかりでうんざりしていたところだった。そこへカイロシアン星人のサーリーナーが地球にやってくる。雑誌のランジェリーモデルに化けるが、本当は蛇のかたまりのような凶暴な宇宙人なのです。昔、先代のエイジェントK(トミー、リー、ジョーンズ)がザルダンの王女からライト、オブ、ザルダというとてつも無いパワーを秘めた秘宝を預かっていたのでした。その秘宝を追ってサーリーナーはやってきたのです。Kは引退して郵便局長になっています。その記憶を取り戻し、Jといっしょに戦います。ザルダンの王女は昔に殺されてましたが、娘を守って地球に居させていたのでした。秘宝の爆発まで後、数時間、からくも彼女を宇宙船でザルダンへ送り、サーリーナーと最後の決着をつけます。Jとの淡い恋もありましたが、残念ながら諦めねばなりませんでした。黒塗りのベンツがジェットに変形するのは凄い、でも自動操縦で人型のダミーが出てくるのはなんとも滑稽でした。CGもフルにあって奇妙な宇宙人たちも愉快で良かったです。


スターヲーズ、エピソード2
    先行オールナイト。 立派に成長したしたアナキン、スカイヲーカーと アミダラ女王が再会します。共和国の会議に 評議員として訪れた彼女を護衛する為、オビワン、 ケノービと共に選ばれたのでした。アナキンは 別れてから、ずーっと彼女の事を思い続けていたのです。 でも彼女の方はどうなのか?相手は幼い少年だったし、 再会して、あの子がこんなに男前になってって、ポッ!て その時初めて思ったんじゃないのかな?なんて俗ポイこと 考えたりして、あはは。思いの重さは全然違うんじゃないのか? そんな事はさておき、共和国に反体勢力の主役に昔ジェダイだった あのクリストファ、リーがなってまして、80歳くらいだろうに すごいカッコイイ、動きもすばやい!今回いつもゆっくりしか 動かないヨーダが、オビワンとアナキンの危機にすばやい動きと 念動力で大活躍!スゲー!!てな具合で見応え抜群、オビワンを 救いに行ったアナキンとアミダラもつかまって、処刑前に、アナキンに ず〜っと好きでした。なんて、もっと早く言ってやれよ。 でも、そこへヨーダがクローン軍団を引き連れて、逆転します。 女王とジェダイ、許されない恋、堕落しかない間柄、でも2人は 密かに結婚式をあげます。だれの祝福も無しにそっと−−ー。 でも良いよね。どんな立場であれ、お互いに心が通じ合っていれば、 例え離れ離れでも、たまに逢えば、なんちゃって、な〜に 言ってんだか?はっはははーー、ちょっと支離滅裂な解説に なりましたが、良かったですよ。


クローン(impostor)

    長いことテレビもビデオも見てなかった。 家内はこれ良かった。と

地球は今や冷酷無比の宇宙人と交戦中。 地上は荒れ、ゴースト化した都市にはまるでゴーストの ような住民がすんで一部の人間のみ安全地区で暮らしている。 ある日、兵器開発の局長にESA(連合軍調査隊?)が 逢いに来ます。 そして、とつぜん逮捕、傍にいた友人もびっくり。 有無を言わさず、連れて行かれ拷問にあいます。 ESAは局長がクローンで体内にウラン爆弾が仕込まれていると 確信しているのです。 友人にも見放され、愕然としますが、隙をみて逃げ出します。 途中で仲間になったゴーストの町の黒人と、妻(病院の院長)の 所へ会いに行きます。そこで証拠(本人だという肉体のデーター)を とろうとしますが、後少しのところで機械が故障、証拠はとれませんでした。 最後に妻に初めて逢った公園で待っていると連絡します。 妻は来ます。疑っているのか?と聞き、妻は分からない。と でも、愛しているよ。と しかし後を附けられていてESAに囲まれます。 なんと、そこには着陸に失敗して炎上した宇宙人の船が あったのです。だから捕らわれてクローンにされる前に 宇宙人は死んでいると、ESAに訴えます。 止めるESAを無視して二人でハッチを開けます。 さて後はビデオでどうぞ。はたしてどんな結末が−−ー。 これ以上は言えません。 結構面白かったです。


ALI

    カシアス、クレイがチャンピオンに挑戦し、世界 王者を手にします。名前もモハメド、アリと 変えました。しかし徴兵の通達がきます。 黒人に何もしないアメリカのためなぜベトコンや ジャップと戦わねばならないんだ。と拒否します。 徴兵違反で5年の禁固と罰金ですが、裁判で戦い、 その間、試合も出来ません。ビザも出ないので 海外での試合もできず、追い詰められます。 しかしガンと撥ね付けます。信仰していた団体も 破産を知るとそっぽを向きました。友人だったマルコムも 公演中に銃殺され、一緒してやれなかった事を悔やみ 涙します。自ら元チャンピオンに掛け合い、前哨戦で勝ったら 俺と次タイトルをすると約束してくれ、と頼み、 世論に押されて長かった裁判も勝訴して自由になりますが 試合には初めて負けてしまいます。そのチャンピオンも フォアマンに負け、フォアマンとアフリカのザイールで 初めて対戦します。皆ALIを応援します。村の壁にアリ、 ボンバイア(アリ、倒せ)と励ましの絵が、皆の希望、期待 である事を重く感じます。32歳、若くはありません。 さあ、試合当日、気持ちとは裏腹に脚は昔にようには 動きません。相手に殴らせ、疲れさせ、チャンスを狙い、 逆転勝利します。僕は決して真摯な信者ではない。 でも皆の期待、希望のチャンピオンだと、それ以降も 戦い抜き返り咲きも何度もありました。女性に関しては 英雄は色を好むのか、手も早く、3回奥さんもかえてました。 でも、それぞれに理由がありました。


キッス オブ ザ ドラゴン

    パリで中国の特捜官が次々謎の死を遂げる。 それを調べに来たジェット、リーは、ひょんなことで 娼婦と知り合う。傷ついた腕を縫うのを手伝って もらったのだった。そして彼女はたまたま事件の場所に いた目撃者だった。大使館に証人として来てほしいと 頼むが娘を人質として取られており、娘を救ってくれるなら 協力するという。しかし、娘を迎えに行くと先回りされていて からくも逃げるが、彼女は撃たれてしまう。警察は信用 できない、あなたを信じたの、娘をお願いと頼む。 安心して少し眠りなさい、と首のつぼに針を--。 パリの刑事本部長が悪の大元だったのです。単身ジェットリーは 警察本部に乗り込み、約50人を相手に全員倒し、凄腕の 空手兄弟をも激闘の末倒します。目標の部屋には娘に 拳銃を突きつけた本部長がいます。右胸を打たれますが 一瞬の隙を逃さず、延髄に針を刺します。禁じ手の急所です。 キッス オブ ドラゴン 全身の血液が脳に集まって 血を吹いて死ぬ技でした。目を覚ました彼女の元に 娘がスヤスヤ眠ってます。安堵の表情の彼女、 それを見守るジェットリー。ああ良かった。 格闘シーンは圧巻の一言、見応え有ります。 鍛え抜いた本物の技はやっぱりすごい。


パニックルーム

    夫と別れたジョディーは一人娘と心機一転 新しい住まいを捜します。富豪が都会の真中に 特別建築した一軒屋を買います。そのメインの 寝室がやけに狭い、なぜなら隠し部屋があったのです。 他の全室を見渡せるカメラが付いて電話線も壁埋め込み 式で切断できなくなってます。賊や親類縁者から 財産を狙われない様に造った部屋です。 離婚の疲れから何時の間にか寝込んでしまいます。 真夜中に泥棒3人組が侵入してきます。 気が付いたジョディーは別室のむずがる娘を起こして その部屋に逃げ込みます。賊の3人は隠し部屋に大金が 隠されている事を知っていたのでした。隠れる前に セキュリティーのスイッチをONにしてなかった為 外部と連絡がつきません。隙を見て携帯電話を取って からくも逃げ込みますが、電波が通じず、換気口から 懐中電灯で隣りの家にモールス信号を送りますが、 気付いてくれません。配線を探って電話が一瞬 繋がり元の夫に2言ほど連絡がつきますが、 駆けつけた本人も殴られ瀕死の状態、糖尿病の娘は 糖分低下で死にそうになります。必死の頑張りで 賊と戦うジョディー、賊の一人が釣瓶さんに似た 黒人で生活に困って仕方なく参加した本当は 心優しき人だったのが救いで、最後は危機一髪から 戻ってきて凶悪犯から救ってくれます。 カメラワークが地をはったり、針の穴を 通すような動きで、迫力、緊迫感を倍増しています。 スリラーと言うかハンニバルの女捜査官を彷彿させる ジョディーの演技はさすがでした。


真実の愛

      「マレーナ」
ヒールを履きなれた爪先立てた素足がストッキングをそっとはく 場面から始まり、美しすぎるが故の悲劇を暗示します。 ある少年がシチリアのある町の人もうらやむ美人に恋します。 でも幼くそっといつも遠くから見守っています。マレ−ナの夫が 戦死したと知らされ、町の人々は悪い噂を立て、男どもは あわよくばと狙います。戦禍で仕事も無く、困ったマレーナは 娼婦になることを決意します。生きる為に仕方なく。戦争も終わり、 町の女どもはマレーナを引っぱりだし殴る蹴る髪まで切って--。 見守るしかない少年は心痛めます。皆の前で半裸にされ傷だらけの マレーナは人知れず疎開してしまいます。少年だけがそっと悲しげに 見送ります。マレーナの好きなレコードも海に投げ捨て忘れようと します。数ヶ月後、戦死したはずの夫が片腕で帰ってきます。 妻は何処へ行ったのか問うが皆知らぬぞんぜぬ。娼婦になって 落ちぶれたといいます。ガックリときた夫に少年は窓から手紙を-- 「町の皆は奥さんの事を悪く言いますが、奥さんが本当に愛して いたのは貴方だけです。生きる為に仕方なくとった行為なのです。 最後に見たのは〇〇行きの列車でした。」と--。数年経って2人が 町に戻ります。皆はまた同じようにマレーナをおどろきと軽蔑の目で 見ます。市場に買い物に来たマレーナに女どもはケロっと愛想を振り撒き、 マレーナも挨拶を返します。帰り道、袋からオレンジが転げます。 少年はさっとかけ寄り拾います。初めての会話「ありがとう」と マレーナ。「お幸せに」とマレーナの背中に言います。えっ?って マレーナは振り向きます。しかし何故少年がそう言うかなど分かりません。 少年の切ない恋は終わります。大人になって数人の女性と恋をしますが、 別れる時皆、わたしを忘れないで、と言いますが、心の中にある 本当の愛を抱いたのはマレーナ1人だったのです。 完全なプラトニックラブ?相手も全然気が付かない片想いで、 切ない儚い物語です。この女優さんはマトリックスUに出演すると も聞いています。


スパイダーマン

    先行オールナイトで見ました。 さすが、CGすごい迫力です。 あるダサいポタポタの青年が授業で蜘蛛の博物館に行って そこで新種のスーパー蜘蛛に噛まれます。 バッタと倒れこむように眠ってしまい、翌日目が覚めると 目は良くなってるわ、体格までマッチョに変わってます。 想いを寄せる幼馴染の彼女も居ますが、言い出せません。 車が欲しくて、格闘技のショーに蜘蛛のマークの入った ダサいトレーニング姿で出ます。そこで見事に勝ってしまいます。 3分持ちこたえたら3.000ドルと言われたが2分で終わってしまい、 100ドルしかもらえません。 そこへ強盗がきますが、逃がしてしまいます。 オーナーへの仕返しの為、見逃したのでした。 しかし、それがそもそもの元凶、その強盗が、迎えにきた最愛の 叔父さんを襲って殺してしまいます。 怒りの頂点に達したトビー(トビー、マグワイアー)はビルから ビルへ蜘蛛の糸を使って飛び回り、触手を使いよじ登り、追い詰めます。 そして、その顔を見た時にああ、あの時捕まえていれば、 こんな事にはならなかった。と後悔します。 でも時すでに遅し、−−−。 死ぬ前に叔父さんから聞いた、大いなる力には大いなる責任が 伴うと、その言葉がよみがえります。 備わった予知能力で町の凶悪犯罪を瞬時に解決します。 彼女(キルスティン、ダンスト)の事も危機には駆けつけ守ります。 世話になってる友人の叔父さん(ウィレム、デフォー)が今回の 最大の強敵です。 軍事の肉体改造の研究の資金ストップを命じられ、自ら実験台に なった為、悪魔が精神を支配して凶悪犯になってしまったのです。 卑怯な手法で彼女と子供の団体のどちらかを救わねばならなくなり ますが、必死に機転を利かせてどちらも救います。 死闘の末、倒しますが、友人にはカタキと恨まれ、愛を告白してくれた 彼女には全てを語れず受け入れられず、ずっと守り続ける。けど 友達だよ、と諦めます。彼女もキスの感触で、ああ、そうだったの。 と気ずきます。 なんとも物悲しい話、ずっと宿命を背負って、正義を貫かねば ならないなんて、ヒーローとは辛いものですね。


ブラックホークダウン
    久々に見てきました。監督はグラディエイターのリドリースコット氏です。主演は真面目なジョシュ、ハートネットです。1993年の東アフリカのソマリアが舞台です。指導者の怠惰で、大勢国民が餓死して国は混乱の真っ只中です。世論の動かされ、国連はアメリカ海兵隊を含む平和維持軍を投入します。ババルギイディル族のアイディード将軍による救援物資の略奪や虐殺を阻止し部族間の停戦を保持しようと試みます。しかし、民間の兵士が多勢で、ぶつかってしまい、ブラックホークも2機撃墜され、それを救いに行った兵士も多数負傷します。徹底したリアリズムで壮絶な戦闘と「仲間を戦場に一人も残さない」という米軍の美学が描かれていて感動ものでした。鬼気迫る緊迫した状況を見せられ、なんだか現時点のヌル真湯のような生活に慣れてしまっている自分が恥ずかしくなりました。


ロック・ユー

    いやー、良かったです。パトリロオットで、メルギブソンの長男役だったヒースレジャーが主役です。中世の騎士時代の物語、平民が自分からがんばって、皇族にまでなる話です。小さい頃貧しい家庭で、ある騎士に貰われていき、青年になるまで下働きである日、大会の遠征の出先で主人が死んでしまいます。その時の賞金の金貨を元に元主人の名を語り、仲間と中古の鎧を買って、森の中で剣術や槍の猛練習をして、貴族の階級の証明もたまたま出合ったばくち好きなプロモーターに書いてもらって、試合に臨み、破竹の連勝です。しかし、ある一人になかなか勝てません。その相手も戦争に借り出され、優勝してもなかなか満足できません。相手も優勝を聞いてイライラしています。ある日、匿名の騎士を皆が棄権して避けていました。それは、お忍びで出場していた王子だったのです。しかし正々堂々と勝負し勝ってしまいます。王子もまたそれを喜び、賛辞を述べます。やっとの事で、父親にも会え、ある国の王女ともラブロマンスになりますが、宿敵に自分の身分を見つけられ、皆が止める試合にも出場しようとしますが、逮捕され処刑されそうになります。そこへ、変装した王子が現れ、自分が調べたところ、今は平民だが、昔は王族の家系だった、よってウィリアム候と名ずけここに皇族の称号を与えると。自分を王子とわかっていながら、正々堂々と戦ってくれた勇気に応えたのでした。そして宿敵との試合に臨みます。音楽も今風のクイーンの曲や、ダンスもロックダンス、なんと鎧にナイキのマークまで、ちょっとわがままな王女に振り回される純情なところや男気、友情、さまざま、これは絶対面白い!!。久々に感動した。


テーラーオブパナマ

    1年前の作品です。ピアース、ブロスナン演じるイギリスの左遷された諜報部員が、パナマで重要な情報をさぐります。ジョフリーラッシュ演じる仕立て屋さんに取り入って政界の大物の話を聞き出そうとします。大統領なども出入りする店なのです。その仕立て屋さんは昔、世話になった叔父さんの商売敵の店に放火して刑務所に入っていたのでした。務所の中では無味、無感動なものなので皆で狂言のような作り話をしてお互いに楽しんでいた。なかで裁縫も覚えて、出所してからこの仕事をしたのでした。友達の困っているのを見て、諜報部員にウソの情報を流してお金を貰います。しかしその物的証拠が必要になり、パナマ運河の仕事に従事している自分の奥さんの重要書類の写真を取って渡します。それをいかにも本当のように政府に流して報酬をブロスナンは受け取ります。さあ、大変です。パナマの危機と完全に判断した軍隊は動き出し、危うく戦争になりかけます。事の重要さに気ずいた仕立て屋さんは、必死に大使館に詰めよりますが、ウソで固めた話のせいで、友達まで自殺してしまい、奥さんが気ずいて、政界のトップに掛け合って危うく戦争をスットップさせます。ボロボロになって帰ってきた仕立て屋さんに奥さんは何故黙っていたの?って聞きます。そして君は家柄もよく僕からすれば女王様のような存在だったから、過去の事は言えなかった。それがこんな結果になってしまった、と--。奥さんは少し黙って、さあ、子供達に朝食を作って、って言ってすべてを許します。諜報部員もまんまと大金を持って逃げ切ります。国の尊厳に関わる事なので、ウヤムヤで済んだのでしょう。普通なら、速、逮捕でしょうが、007のイメージのブロスナンがアクションなしの演技で最初はだるいなあと思ってましたが、愛国心や友情も絡んで、結構楽しめました。秀作です。


オーシャンズ11

    やっと、久々でした。 ジョージクルーニーはニヒルでかっこよく、 ブラッドピッドも、カジノのオーナーのアンディーガルシアも 精悍で良かった。ジョジークルーニーが務所に入っている間に 奥さんのジュリアロバーツはカジノのオーナーの所へ 逃げてしまいます。何故か?奥さんは美術館の支配人で 厳格な女性で、クルーニーが泥棒という事を隠していた事が 許せなかった。騙されたと思ったのでした。 クルーニーはガルシアのお金が何よりも第一で、冷酷なことを 知っているので、奥さんの目を覚まさせたかったのです。 女性問題が中にあると知ったブラビは、クルーニーを作戦から 除外しようとします。がクルーニーはめげずに使命を果たします。 難攻不落のセキュリティーシステムを11人のスペシャリストが 各々の能力をフル回転させて、ついに1億6,000万ドルの現金を まんまと手に入れます。残り半分に爆弾を仕掛けた。残り半分を 無事に残したければ、皆を逃がせと言いますが、警察に通報して スワットがやってきます。後半分を返すからテス(クルニーの奥さん)を返すか? どちらを取ると聞きますと、ガルシアは金と言い返します。 その場面をテレビにつないでテスに見せます。 そこでやっと、気がついたテスは見限って出て行きます。 しかし、スワットも実はクルーニーの仲間だったのです。 警察の通報も全部、こちらに受信するよう仕組んであったのでした。 全体にかなりスマートで、ダンディーって言うんでしょうか? だれが目立つ訳では無いのですが全員が皆光っていて、良かった。 クルーニーのテスに言う言葉。泥棒という事で騙したんじゃない、黙っていただけだ。って 自分にまだ気持ちがあると確信していたから、冷酷な相手から 何とか取り戻そうとがんばったんです。 最後は仲間、皆幸福な顔で分かれ、クルーニーとテスも寄りを 戻してハッピーエンドでした。良かった、良かった。 泥棒の話だけど、痛快でした。


'95フレンチ、キス

    ひょんな事で南フランスへ同行したメグと泥棒さんは故郷のブドウ畑へ。 「これはなあに?」「ああ、それは子供の頃の自由研究だよ。 まずその前にこのワインを飲んで、」と手渡す。 ワインの感想を聞かれたメグは、「個性的なワインね、洗練されてるけど、 特徴がないわね!」って、彼はそこで、箱を開けます。 中には手造りのネ、デュ、バン(香りのサンプル)が入ってます。 これは、何の香り?ローズマリーじゃこれは マッシュルーム、 次、スグリ、これ?カシス、これは?ミント、これ?ラベンダー! 「じゃ、もう一度そのワインを飲んでーー。そしてそっと目を閉じて味わってみて。」 「うーん、最初にすぐ、スグリ、そしてラベンダーの香りがあるわ!」 「すばらしい!!その通り!」と感心します。 「ここの土地と空気にすべてこの香りがあるんだよ。 そして、ワインはその環境の影響をうけて、変っていくんだ。 それがワインの個性になるのさ。」 列車の中で枕にしていたカバンを探っていた彼に、夢うつつで そっとキスするメグ、何、この感情は!と戸惑う彼。そんなこんなで、 はっきりした性格とお茶目で、正直、少女のようなメグ、 でも大人の雰囲気もある、また、男らしい優しさをもった彼に だんだんとお互い惹かれ合います。 元彼を捜す旅のメグと、カバンの中身(盗んだダイヤのネックレス)を 取り返すために同行してる彼。無くなったダイヤのネックレスを、 「これ探してんの?!」って首に巻いてたお茶目なメグ。元彼から、 恋人の気をそらす為、双方合い夜を過ごすのですが、最後の方で メグの名前を呼んでしまって、座がしらけ、メグの方も 「私とは今日だけよ。」って拒みます。 ネックレスを宝石店で換金したように見せて、振り込んだ全財産を 小切手に換えて手渡すメグ、そして去っていくメグ、「良かったね、」 と別れるのですが、本当の事を知った彼は追いかけてメグを故郷に 連れて帰ります。結構際どい会話を初対面で、さらっと言い合える なんて、そんな2人のユーモアがあってスマートな会話も楽しかっ たです。


宮廷料理人ヴァテール

    ポンパドール婦人と、かのロマネコンティー畑を取り合いした コンティー公を支える料理人、ヴァテールの物語です。 ルイ14世の時代です。 ワインはほとんど出てきませんが、料理はかなり沢山出てきます。 特にデザートは飴細工のようなすばらしい本物そっくりの花瓶と花 だったり、果物だったり、すばらしい!! コンティー公は足が悪く、当時の迷信か?鳥(オウムなど)の 生き血をかけて治療していました。 王のお気に入りの一人のマダムは、一途に仕事に打ち込む ヴァテールにいつからか惹かれ、ヴァテールもまた引かれはじめます。 しかし、ただ一度の密会を王の重臣に知られ、マダムは身動きが とれなくなり、宴会の材料がシケで届かず、3回目の宴会に 失敗したヴァテールは責任を感じ自殺してしまいます。 マダムのもとにヴァテールの手紙が届けられます。 内容は、「この手紙が貴女に届く頃は私はもういません。」とーー。 はらはらとマダムは泣き崩れます。 続きに、「祝宴は失敗したと人はいうでしょう。私は饗宴の 責任者でなく、奴隷でした。貴女の開いた心も閉ざされた。 どうか貴女の逃避行が無事でありますようーー。 貴女の故郷は南仏ではありませんか? もし、そうならヴォーグリューズ近郊のブドウ畑に櫻の木が 植えられています。 そこのワインからはサクランボの香りが立ち昇ります。
                 貴女の僕、 フランソア、ヴァテール。」と

マダムはバットマンで植物と合体したユマ、サーマン。 この女性がなんとも妖艶で貴婦人ぽく、すばらしい! ヴァテール役は3従士の一人のジェラール、ドヴァルデューです。 君主、コンティー公のため、フランス国のため、自分を犠牲にして 公務に尽くした一途な姿はすばらしい、王などに靡くなとマダムに 伝えますが、そんなこの世は甘くないのよ。と現実に戻るマダム、 その対比が何とも、やっぱり男はロマンで、女性は現実主義なのか? と思わせる所が物悲しく思えました。 ヴァテールはソムリエの原型と言われているそうです。


事の終わり

    The、end of faireだったっけ? ハンニバルで、FBIのクラリス役だった女優さんが主人公の 映画です。家内が見ていたので、横からチラっと見てただけ ですが、弁護士の奥さんの話、第二次大戦中かな? 仕事に追われているのか?その気がないのか?かまって もらえない奥さんは主人の友人と恋仲になります。 何回めかの逢瀬の日、爆風で地下に転げ落ちた彼は呼吸、 心臓ともに停止、ああ、何てこと、もし彼を助けてもらえるのなら 私は二度と彼とは会いません。と神に祈ります。 祈りが通じて、彼は生き返り、2度と会いませんでした。 何年かして、彼女がある教会の神父と密会していると 探偵から連絡がーー、相手の主人も知らないことです。 ますます2人には深い溝ができます。 しかしある日彼女の日記を見た当人は愕然とします。 なぜ、本当の事を言ってくれなかった?と、 問い詰めます。しかし、私からは言えなかった。 あの人(神)と約束したのですから、そして、 あなたから、神にお許しの願いを捧げてと、 そしてささやかな時間を楽しく過ごしますが、 その後、彼女は肺炎で死んでしまいます。 悲しいけど、あの男性ぽい女優さんの新たな魅力を 感じられる秀作でした。

追伸、神父さんとは何も有りません。 懺悔の言葉を捧げて、通っていたのです。 元夫も友人から2人の仲を聞かされ、 何とか思い直してくれ、努力するからと 言うのですが、二人で逃亡します。 夫も後を追ってたのかと思ったのですが、 検査の結果の余命幾ばくも無い事を2人に伝えようと 捜していただけでした。 この方面、単純な僕には苦手な分野ですが、たまには いいものかなと、思いまして。


スパイゲーム

    CIAの作戦担当官ロバートレッドフォード(ミューア)と 父子のような絆で結ばれた若きスパイ、ブラッドピッド (ビショップ)の新旧スパイが国の命令にもそむくような 極秘ミッションを展開する。 ミューアを尊敬するビショップだったが、 彼の誰よりも非情なやり方で任務を遂行するやり方に純粋な ビショップは耐え切れず、自分が選んだ連絡員を捨て駒のように 扱われたとき、ついにミューアの元を離れます。 その時ビショップには愛する女性エリザベス(キャサリン、 マコーミック)とささやかな幸福が訪れようとしていたが、 その恋も苦い恋に終わってしまいます。 ある日ミューアの元にビショップが中国の刑務所から重要人物を 奪還する作戦に失敗して、捕らわれの身となった事を知らされます。 しかし、作戦本部の会議の内容や米中の政治的背景から、 ビショップが見殺しにされると悟ったミューアは自分の全財産を 投げうってCIAの上層部の目をかいくぐり、「ディナー、 アウト」(外食作戦)と名付けられた一世一代の作戦を 開始します。 緻密なCIA幹部を欺き、巧みな連絡網で旧知の友の協力を得て 不可能と思われた救出劇が遂行されます。 捕らわれの愛弟子を救わんとする元上官の男気と それに応えてきた弟子の働きぶりの回想禄に 惚れ惚れしてしまいした。これは素晴らしい作品です。 超お勧めです!!


ハリーポッター

    ちょっと、疲れていたせいか、ついつい最初の場面で 居眠りしてしまいました。 原作を読んでる人には、やはり文章の訴える想像力の力には 最新の映像技術も及ばないのか、少し物足りないと言われる方も あるようですが、今までにないファンタジー、魔法界での規律と ハリーを見守る暖かい眼差しになんだかほっとする良い映画です。 競演の女の子も勝気でおしゃまな可愛い子です。 なんだか小さい頃に憧れたお姉さん役の女の子を思い出しました。 しかし、ハリーの置かれたあんな小さな頃の最悪の環境で、 そんなに優しくて、勇気のある少年になるんだろうか?って ちょっと思いました。 髪の色も黒くストレートできりっとした顔立ちで、賢くて 皆の人気ものです。 原作ではちょっとボーッとしたタイプのように書かれている ようですが。 でも、良かったです。 少し居眠り(決して退屈な訳ではありません)してましたので 簡単な話になってすみません。


ギャラクシークエスト

    本当はオールナイト行こうと思ったんですが、行けずに、借りたビデオで、我慢しました。 しかし、これが凄い面白い!! スタートレックのコメディー版なんですが、ある役者が印象強烈すぎて、その役柄から、抜け出られず、ずーっと引きずるってことありますよね。 スタートレックのような宇宙物の俳優さん達で、しいがないアトラクションの舞台やサイン会などしか回ってこないところへ、ある会場に宇宙人がっやってきます。 その宇宙人は10年前のその番組を何かのきっかけで受信して、地球の科学は進歩している。その影響で、笑う事や、感情の起伏や戦闘行為を学びます。しかし物静かな生物で笑い方もぎこちない。 その番組が真実の歴史と思い込み、他の星の強敵から侵略され、存亡の危機に立たされ、地球のその艦長に助けを求めてきます。 申し訳なさそうにサイン会場にきたものだから、また次の興行の誘いと思い、軽くうけてしまいます。 しかし、行ってみると、物語の中の宇宙船や設備、食料まですべて忠実に造られてます。 ワープもしますし、転送に似たデジタルコンベアーも現実にあります。 最初は良く出来た演出と感心しますが、本物とわかり、仰天しますが、ズーット昔の番組なので、いろんな操作や武器の使用方法も忘れてます。 地球にいるお宅マニアに無線で操作内容や船内の構造を聞いたり、最後は本当に殺されかけますが、物語の中の空想の産物、15秒間だけ、過去に戻る装置で逆転したり、なんとも面白いやら、エイリアンのシガニーウィバーが金髪の美人っだったり(これがなんとも色っぽい、髪の色でこんなに違う)、俳優さんも有名どころばかりで、皆まじめな演技で、そのギャップが、かなり楽しめます。 これは、姫路には来なかった映画ですが、へたなスペース物より 完全に完成された作品です。 絶対にお勧め!!  ぜひ見てチョ!! 僕は途中から見ましたが、また最初からワイン飲みもってみてしまい、気が付くと最後の場面で朝の5:30でした。


マルコビッチの穴

    ジョンマルコビッチと言う俳優さんで監督もされる方ですが、 主人公のしがない操り人形士が、とあるアルバイトで行った 会社の仕事場の壁に封印した穴を見つけ、恐る恐る中に入ると急に 吸い込まれ、気がつくとなんとそこはマルコビッチの頭の中という 話です。ほんの15分間ほどで、遠く離れた市外の空き地に墜落して その瞬間は終わり。病み付きになり、奥さんに話すとぜひ私も、てなことで2人とも のめり込み、アルバイト先の隣部屋のちょっとクールでセクシーな 女性もからんで、マルコビチを使って、法外な金儲けまでして、 奥さんは奥さんで、もともとレズの気があり、クールな女性に 惹かれ、マルコビッチに入りこんで、感覚的に彼女と交渉したり、 妬んだ旦那は奥さんを監禁して、奥さんに成りすまし、彼女と良い 仲になったり。 だんだんと入り込んだ後も自分で操作できるようになって、 マルコビッチの名前を使って、天才的人形士になったり、 またマルコビッチ自身がマルコビッチの穴に入ってマルコビッチだらけの 世界になったりなんとも夢と現実の世界がごちゃ混ぜになったような 不思議な感覚の映画です。ついついのめり込んでしまいました。 かなり面白い映画で、よくそんな話を作る物だと感心してしまいました。


リトルダンサー

    家内が借りたビデオですが、イギリス映画です。 お母さんが早くに亡くなって、ボケかけのおばあさんと お父さん、お兄さんと質素にくらす快活で明るいちょっと 頼りなげな少年の話です。 お父さんは炭抗夫で村から一歩も出た事がない、生真面目な 人です。 お兄さんも同じく炭抗夫ですが、今、組合がスト中で仕事がありません。 そんな苦しい家計の中、次男をお父さんはボクシングに 行かせてやってます。 男らしいことをさせて、しっかりさせようと思ったのです。 しかし、本人はあまり乗り気ではなく、ヘマばかりします。 そんな時、隣のコーナ−でバレエの教室をやってました。 何気なくのぞいていると、あんたもやるの?って先生が言います。 ちょっとやってみようかな、って始めたのですが、以外に興味が 湧いて、のめりこみます。 先生もダサいオバサンなんですが、昔はかなりトップクラスの選手 だったみたいで、才能を見抜きます。 ロンドンのダンス学校の試験を受けてみないかと言います。 しかし、そんな旅費すらありませんし、お父さんに知れたら 大変です。 でも無報酬で先生はマンツーマンで教えて、お父さんにもこの子の 才能を潰してはダメと言い寄ります。 カッときた兄とお父さんは追い返しますが、 組合の集会の帰りに体育館の明かりの中にいる息子を見て、唖然とします。 少年も最初はうろたえますが、勇気を出してお父さんの前で立派に 踊ります。 「もういいお前は先に帰れ」と言うお父さん。 もうだめだと思い少年は諦めます。 しかし、お父さんはバレエの先生に会いに行ったんです。 一目見てお父さんは息子の才能を同じく見抜いたんですね。 あとはビデオでどうぞ! イギリスの雨の多い映像と淡々とした工程ですが、良かったです。