\3.200-を\1.730− ¥3.300−を\2.700−
■ソーヴィニヨン・ブラン ノース・コースト
いきいきとした自由な精神をまとった、口当たりがよく上品なソーヴィニヨン・ブラン。ライムの果皮やマルメロ、グーズベリーなどの爽やかな果実味。
ゴールデンアップル、白桃、ジャスミンなどの華やかなアロマに加えて、香ばしい胡椒のような風味が伴います。
生産量が少なく、輸出量も少ないため、中々お目にかかれないドメーヌ・リュパンの「ルーセット・ド・サヴォワ フランジー 2016」です。
ワイナリーの名前もさることながら、サヴォワという地名も知らなかった私がこのワインと出会うきっかけとなったのは、初めて自ら選んで購入をして飲んだワインだったからです。それもたまたま見つけ、ワイナリー詳細を調べると、こんな地域にワインが造られているんだ!面白い!という発見の仕方でした。まさに、運命の出会いを感じたのです。
マニアックなワインだからこそ、魅力はたくさんございます!5haのみを所有する小規模なドメーヌ・リュパンの畑は、サヴォワ地方で主に使用される「アルテス種」がほとんどを占めており、フレッシュですぐ楽しめるのが特徴な白ワインです。また、オーナーのブリュノ・リュパン氏は、小規模かつマイナー品種を栽培する職人で、全く注目されていなかった産地より洗練されたワインを造るため、“アルテスのスペシャリストであるサヴォワの紳士”とも呼ばれています。
とても綺麗で爽やかな酸、果実味もありミネラリックな味わいは、暖かくなるこれからの季節にピッタリです!フランス国内でもまず手に入らない希少品!ぜひお試し下さい!
ルーセット・ド・サヴォワのクリュ、フランジー所在の4世代にわたる家族経営のドメーヌ。当初わずか1ヘクタール程だった畑を1994年から徐々に増やし現在は約5ヘクタールになりました。オーナー、ブリュノ氏は地元品種アルテスのスペシャリストですが、数量が限られているうえに固定客が購入するため、輸出はごくわずかという本国フランスでも幻のアイテムです。
余談ですが、ファミリーのランチだそうです。
「ジャクソン・ファミリー・ワインズ」のスペシャルランチ
専属シェフのロバート・ニエト氏が来日。プレス向けのスペシャルランチ
専属シェフのニエト氏はパティシエとしても活躍されていて、「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」という権威ある大会で今年優勝されたとか。
今回はカベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルなどの赤ワインに合わせて作られた、オリジナルデザートが登場するとのことでした。
これは期待大!
「ヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネ」×「ソペ」。
スターターは、ケンダル・ジャクソンの「ヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネ」と「ソペ」。
“ソペ”とは、コーンケーキがベースとなったメキシコ料理で、トルティーヤを厚くして揚げたような食べ物。その上にピクルス、チーズ、コリアンダーがのっていて、酸味がちょうどいい!
「グランド・リザーブ・シャルドネ」×「ロブスター」。
ケンダル・ジャクソンの「グランド・リザーブ・シャルドネ」と合わせるのは、ポーチドロブスターとフレッシュマンゴー、オレンジ、アボカド、そこにライムのフレーバーもあるベネグレットドレッシングを加え、オリーブオイルで仕上げたという一品。
ソノマ・コースト ピノ・ノワール」×「マイタケのフリット」。
「ソノマ・コースト ピノ・ノワール」と合わせるのは、水の代わりに赤ワインを使って揚げたというマイタケのフリットと、赤ワインのリゾット。リゾットには醤油が使われていて、ゴマとネギがちらしてあります。
醤油の滋味と赤ワインの相性が絶妙で、個人的にはこのマリアージュがとても好みでした。
「グランド・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニヨン」×「サーロインステーキ」。
ケンダル・ジャクソンが所有する畑から採れるブドウのうち、上位10%のみを使用した「グランド・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニヨン」と合わせるのは、サーロインステーキ。
玉ねぎを高温で炒めたビュレと、オリーブオイルとローズマリーでコンフィしたポテトが添えられています。
タンニンがしっかりして力強い果実味がありつつも、非常にエレガントなワインなので、肉との相性が抜群です!
ニエト氏の真骨頂は、なんといってもデザートとワインのマリアージュ!
「ヴィントナーズ・リザーヴ ジンファンデル」に合わせるのは、「チョコレートブディーノ」です。
チョコレートプリンとチョコレートシャーベット、チョコレートムースにチョコレートケーキと、チョコレート三昧!
チョコレートムースは、脱水させたあとに3時間オーブンで乾燥させているとのことで、クッキーのようなサクッとした食感。
ブラックベリーのソースが添えられていて、ジャミーなジンファンデルとチョコレートの“つなぎ”のような役割をしてくれます。
「ジャクソン・エステート・ホ−クアイ・マウンテン・カベルネ・ソーヴィニヨン」×「コーヒームース」。
出てきた瞬間、思わず「わぁ!」と歓声を上げてしまったこちらは、コーヒームース。
チョコレートでできたカップの中に、コーヒービーンズを華氏500度で4分ベイクしたもの。熱を加えた時にでてくるオイルをムースに入れたそう。
コーヒーの風味と赤ワインがこんなにも合うの!? と驚きを隠せませんでした。
ムースの上にはハイビスカスのジェルがのっています。
オリジナルレシピを公開!
「チョコレートブディーノ」8人前の作り方
【チョコレートプリン】
ゼラチンシート……………………2枚
水…………………………………………25g
牛乳………………………………………150g
生クリーム……………………………100g
砂糖………………………………………50g
塩…………………………………………1g
卵黄……………………………………… 2個
小麦粉(玄米粉)…………………… 10g
チョコレート(カカオ70%)……115g
暖かいコーヒー…………………………60g
1)ゼラチンシートを10分〜15分水につける。
2)中鍋に 牛乳、生クリーム、砂糖25g、塩を入れ中火にかける。
3)中ボールに卵黄、小麦粉、残りの砂糖を入れよく泡立てる。
4) 3)のボールに2.を加え、70℃くらいになるまで火にかける。
5) 4)を火から下ろし、ゼラチンを加えた後チョコレートと混ぜる。 よく混ざるまで泡立てからコーヒーを加える。小さいボールに移し、冷蔵庫で冷やす。
【パリパリ・チョコレートムース】
卵白…………………………………………80g
砂糖…………………………………………25g
溶かしたチョコレート………………60g
卵黄…………………………………………25g
1)砂糖を入れた卵白を角が立つまで泡立てる。
2)中ボールにチョコレートと卵黄を混ぜ、ゆっくりと卵白と混ぜ合わせる。
3)1/2サイズの焼型に入れて 80〜90℃のオーブンで3時間焼く。
【デビルケーキ】
ケーキフラワー(薄力粉)…………187g
ココアパウダー………………………… 35g
塩………………………………………………4g
ベーキングパウダー …………………… 5g
ベーキングソーダ…………………………4g
ショートニング ……………………………105g
砂糖 ……………………………………………250g
卵…………………………………………………3個
牛乳………………………………………………215g
バニラエッセンス……………………………4g
1)中ボールに小麦粉、ココア、塩、バーキングパウダー、ベーキングソーダを振るい入れる。
2)中ボールにショートニングと砂糖をよく混ぜ、卵に加える。
3)2)へ牛乳を加え、1.の材料とよく混ぜ合わせる。
4)3)を油をひいた8X8四方の天板に流し入れ、約160℃のオーブンで12分焼く。
5)30分余熱をとる。 4x1四方に切る。
【ブラックベリー ソース】
ブラックベリーピューレ………………250g
砂糖………………………………………………25g
ペクチン(リンゴ) ……………………………3g
1)小ポットでピューレを中火にかける。
2)砂糖、ペクチンを混ぜる。
3)ピューレに2)を加え混ぜ2分間加熱した後、よく冷やす。
【ココアニブ】
カカオニブ……………………………………100g
砂糖………………………………………………40g
塩………………………………………………… 1g
水…………………………………………………10g
1)全材料を混ぜ合わせる。ベーキングペーパーを敷いたパンの上に広げる。
2)約150℃のオーブンで8分焼く。よく冷まし、小さな容器に入れる。
【チョコレート ソルベ】
ミルクパウダー………………………………30g
砂糖………………………………………………45g
凝固剤…………………………………………… 3g
水…………………………………………………375g
転化糖……………………………………………25g
チョコレート(65%)……………………144g
1)ミルクパウダー、砂糖、凝固剤を混ぜる。
2)小さなポットに水と転化糖を混ぜ、約45℃まで温める。
3) 1)を混ぜ合わせ、約70℃まで加熱する。
4) 3)をこして、チョコレートと混ぜ合わせたものをアイスクリームマシンに入れる。
※これらすべてを盛り付ける。
とても手の込んだレシピなので、なかなか自宅では実践しにくいかもしれませんが、もしワインとのマリアージュを試してみたい方は挑戦してみてくださいね。