
最新2013年度版ヴェロネッリでキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・カサシリアがトレ・ステッレ★★★ 91点
カベルネ・ソーヴィニヨンがスーペル・トレ・ステッレ★★★ 93点を獲得するなど、全体的に素晴らしい葡萄が収穫できたポッジョ・アル・ソレの2009ヴィンテージ。
この優良2009ヴィンテージの葡萄を使って造られた特別キュヴェ「Tre
Soli」
お手頃な価格ながらも、アル・ソレのキャンティ・クラシコにも共通する、「完熟葡萄の果実味、サンジョヴェーゼらしい強く美しい酸、そしてミネラルが上手く調和したスタイル」を目指し丁寧な醸造を行い、飲み頃になるまで出荷を待ったポッジョ・アル・ソレ渾身の一本です!
今ヴィンテージ以降の生産予定は今のところございません。
◎POGGIO AL
SOLE(ポッジョ・アル・ソレ)
スイスのワイナリーに三男として生まれたジョヴァンニ・ダヴァズ氏が1990年よりキャンティ・エリアのGrand Cruと呼ばれてもおかしくはないタヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサでスタートしたワイナリーです。
ジョヴァンニ・ダヴァズ氏
1994年まではMr.サンジョヴェーゼ‘フランコ・ベルナベイ’の助言を受けておりましたが、その後は畑仕事から醸造に至るまで全ての作業を一人で行っております。
この地域は良質なキャンティの畑に見られるガレストロ土壌で水はけが大変よくワインにはミネラルが多く感じられます。
今やポッジョ・アル・ソレはタヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサを代表する生産者と言っても過言ではありません。
しかし開業当初は「スイス人の若造」という理由だけで苦労もありました。
豊作に見舞われた1995年ヴィンテージで既に世間を驚かせるのに十分な品質の傑作を生み出しながらも既存の有名銘柄が過去を塗り替える程の品質を世に送り出した為に、陰に隠れてしまう結果に終わってしまいした。そして開業から8年後にようやく朝から晩まで畑仕事に明け暮れた努力が報われました。
看板ワイン 「キャンティ・クラッシコ・カサシリア‘97」が 98年版ガンベロ・ロッソにて最高賞3ビッキエーリを獲得します。
その後はIgtワイン「セラセルヴァ」がヴェロネッリ誌の1999〜2001年度版にて3年度連続で3ツ星を取りつづけスーペル・トレ・ステッレ(青3ツ星★★★)に輝くなど
キャンティ・クラッシコの秀逸な生産者として認められるまでになりました。
現在は畑も少し広がりました。まだ樹が若い為、ワインには使われませんが将来的には更に収量を落として生産本数をかえずに品質を高めていくとの事です。
一度人気が出るとその人気に甘んじて品質を落としてしまう生産者が少なくない中でその品質本位の姿勢からポッジョ・アル・ソレは今後更なる品質向上が期待できます。
’09トレ・ソーリ¥1.860−
ポッジョ・アル・ソレ :イタリア トスカーナ州 :I.G.T. TOSCANA ROSSO
:サンジョヴェーゼ70% カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー合わせて30% 醸造:ステンレスタンクで醗酵・MLF 使用バリック12ヶ月熟成後、ステンレスタンクで約24ヶ月2012年9月瓶詰め。
ワイナリーの名でもあるSOLE(ソーレ=太陽)の恵みを浴びた3つの品種(サンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン)を3つの太陽(Tre
Soli)になぞらえ名付けられました。長期間の熟成により、サンジョヴェーゼの綺麗な酸とカベルネの力強さ、メルローの柔らかさが上手く調和し、また、タンニンもこなれて非常にバランスの良い味わいとなっております。