超こだわりと飲みごたえのあるワイン

グロンニェ
ブラン・ド・ブラン¥6.600-
シャルドネ100%。平均樹齢30年。3分の2はステンレスタンクでマロラクティック発酵させ、3分の1は木製の大樽(33hl)でマロラクティック発酵させずに醸造。3~4年間ビン熟成。5年分のヴァン・ド・レゼルヴが20%。ドザージュは8g/l。コート・デ・ブランから続く白亜土壌基盤にコート・デ・セザンヌ特有の粘土質が加わることによる、豊かな果実味とコクをお楽しみいただけます。
このRMが所在するエトージュ村は、「コート・デ・ブラン」の南、地域区分でいうと「コート・ド・セザンヌ」に属します。コート・デ・ブランと同様の白亜質にやや粘土質が加わる土壌のため、白亜特有の豊富なミネラルや酸に加え、力強い果実味と深いコクのあるシャンパンが生まれます。1500人以上のパリジャンたちが毎年彼女の新作を心待ちにしているというのも納得で、グロンニェはコート・ド・セザンヌ地区随一のレコルタン・マニピュランといわれます。
アンリ・ショーヴェ
ブリュット ブラン・ド・ノワール¥7.150-
ピノ・ノワール90%、ピノ・ムニエ10%のブラン・ド・ノワール。畑はモンターニュ・ド・ランス真北部のリリー・ラ・モンターニュに半分、西部の”小モンターニュ・ド・ランス”の主要村サヴィニー・シュル・アルドルに半分。平均樹齢25年。2年間以上瓶熟成。ドザージュは8g/l。
数百軒のRMを訪問する中で分かっていたのは、シャンパーニュで腕自慢の造り手が最も密集している地域は、コート・デ・ブラン最南部のプルミエクリュの村々一帯(シャルドネ)と、モンターニュ・ド・ランス真北部から西側の丘陵地帯(小モンターニュ・ド・ランス)にかけてのプルミエクリュ中心の村々一帯(ピノ・ノワールとピノ・ムニエ)であること。
「グランクリュの名前に胡坐をかいている奴らには絶対負けないぞ」という職人のプライドが、あまりのうまさに絶句してしまうような衝撃の作品群を生み出します。
しかしながら、RMの醍醐味を”個性”に求める時、後者地域の生産者は3品種をブレンドする習慣が根強く、ブラン・ド・ノワールをことごとくプレステージ・キュヴェにしてしまうという問題があります。「あるはずのものが、ない」という葛藤からようやく解放してくれたのが、リリー・ラ・モンターニュの名手ダミアン・ショーヴェでした。
「特定のキュヴェ・プレスティージュ”だけ”が美味しいなど、あってはならない。ここはピノノワールとピノムニエの名産地。これこそを、スタンダード・キュヴェにしなければならない」。
同地域は北向き斜面が多く日照量が多すぎないために、ピノ特有のコクのあるうまみと、美しい酸がそれぞれ高い次元で両立できる、類稀な産地です。
ローラン・シュミット
クレマン・ダルザス ブリュット¥3.630-
自家醸造のクレマンです。ピノ・ノワール、ピノ・ブラン、ピノ・オークセロワが3分の1ずつのピノ・クレマン。隠し味として0.5%程度シャルドネもブレンドされています。平均樹齢20年。ドザージュは6g/l。ドライでミネラリーなスタイルながら、豊かなコクと旨味があります。極めて上品で、満足度の高いクレマンだと思います。
「繊細な彼らのワインは(アルザスワインの)真実を語っている。極めてデリケートで、力強いというよりも華やか。主張を押し付けるのではなく、それとなくほのめかすようである」。
一代で品質と名声を大きく高めたローラン・シュミット氏が1993年に亡くなってから今日まで、このドメーヌは、旦那さんに負けない情熱をワイン造りに注いでいる奥様のアンヌ・マリーさんと、誠実な2人の息子ジュリアンとブルーノによって運営されています。彼らは、当時から環境に優しいリュット・レゾネ栽培を厳格に実践していたお父さんの意志をしっかりと受け継ぎ、2004年にはそれをさらに発展させる形で完全無農薬栽培に移行しました。
「美しい酸とミネラルのコクをなによりも大切にし、美味しい料理をさらに美味しくするワイン造りを目指しています」(ブルーノ・シュミット)。
ドメーヌ・ド・クレイ

クール・ド・クレイ モンルイ・シュル・ロワール ブリュット
¥3.100-

シュナン100%。30ha。テュフォー(白亜(石灰岩)質)の上に砂質粘土質が堆積する土壌。樹齢約50年のVV。シャンパーニュ方式。ステンレスタンクで醸造後、約36ヵ月間のビン熟成。ドザージュは11g/l。
「ここモンルイでスパークリングワインを造る上で最も重要なことは、ぶどう樹の根が、底土のテュフォー(白亜(石灰岩)質)に十分に達しているかどうかです。このテュフォーから、ワインの気品や繊細さ、鮮度感の基盤となる酸とミネラルがもたらされます。私は、樹齢が50年に達した古樹のぶどうのみを使用しています」(アントワンヌ・アンティエ)。
 また彼は、「よりきめ細かな泡と、複雑な味わいを得るために」、ビン熟成期間をできる限り長くとる方針を貫いています。モンルイもクレマンも法定ビン熟成期間は9ヵ月間ですが、「クール・ド・クレイ」はクレマン(ロゼ)で実質18ヵ月間以上、モンルイ(白)に至っては実質36ヵ月間程度ビン熟成させてから出荷しています。
ドメーヌ・ジョアネ

_’16 Bourgogne Hautes-Côtes de Beaune Rouge ¥4.400-
「ジャック・カシュー」の当主パトリス・カシューの妹ヴィヴィアンヌは、1998年、父ジャック氏からヴォーヌ・ロマネの村名畑4区画とプルミエ・クリュのレ・シュショ、及びヴォーヌ・ロマネ村内のACブルゴーニュ区画を相続し、兄パトリスにフェルマージュ(賃貸)しました。そして2007年10月にフェルマージュ契約期間が終了したのに伴い、そのすべての畑を、嫁ぎ先のドメーヌ「ミッシェル・ジョアネ」の当主ミッシェルとの間に生まれた長男、ファビアン・ジョアネが相続しました。彼は時を同じくしてドメーヌも継承し、ここに、2008年をファーストヴィンテージとするヴォーヌ・ロマネの新星が誕生することになりました。
パコー・ヴィニュロン
’20 サンタムール G¥4.620-
サンタムール村の0.18haの区画より。ガメイ100%。樹齢約10年。収量は50hl/ha。除梗しない(全房発酵)。ステンレスタンクで発酵後、12ヶ月間熟成。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。作品名の「G」は、ビオロジック栽培への転換を応援してくれたお父さんのGuyさんに捧げられたものです。
「創業から66年もの歳月を経て、晴れて自分たちのワインを造るのですから、ビオロジック栽培とビオディナミは大前提だと考えていました。醸造は極力自然に行い、キュヴェによってはSO2の使用を極少量に抑えたヴァン・ナチュールに進化させています。健全な美味しいヴァン・ナチュールを作るために、(フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した)「Vin méthode Nature」にも加盟しています」。
ルー・デュモン
’12サントネルージュ¥4.620-
希少!フランス・ブルゴーニュ辛口赤ワイン愛好家大注目!シャサーニュ・モンラッシェ村の南に位置するコート・ド・ボーヌの最南端の村で産する、頑強な赤!しかも口当たりが滑らかで引き締まったタンニン、ストラクチャーが強く、アロマには、バラの花やボタン、イチゴやサクランボを感じさせ、熟成するとサクランボリキュールやタバコのニュアンスを感じさせるサントネーAOC!しかも今、一番おいしいといわれる6年熟成バックヴィンテージ[2012]年もの!しかも造り手は、NHK「プロフェッショナル『仕事の流儀』」にも登場!の日本人ワイン醸造家兼ワイナリーオーナー「仲田晃司」氏!!あの『神の雫』にも登場!アシェット・ガイド誌にも掲載!のルー・デュモンの仲田氏がブルゴーニュ現地の4人の百戦錬磨のクルティエたちとタッグを組み、各ドメーヌを回り、特に気に入った古酒をボトルで買い、ルー・デュモン・クルティエ・セレクションとして発売!滑らかなタンニンに心地よい酸!エレガントさとリッチさを兼ね備えた人気赤ワイン!しかも現地のセラー数ヶ月前のセラー出しで限定少量入荷!

’12 ギイ.ボーカールブルゴーニュブラン¥4.290-
「ギド・アシェット」でしばしばCoup de Cœur(クー・ド・クール)に選ばれている、このムルソーきっての実力派も、飲み頃のバックヴィンテージを多数所蔵しています。「家族だけで運営しており、僕はほとんど畑にいるので、販売が常におそろかになっています・・・」というギィ・ボカールさんは、本当にいい人。造り手としての彼を有名にしているのは、長年かけて体得した「シュール・リー」の極意で、その目的は、深みとコクのある味わいと、みずみずしさ・軽やかさを両立させることにあります。セクシーな円熟味たっぷりの、真に価値のあるバックヴィンテージです。12ヶ月間オーク樽で熟成。ろ過せず瓶詰。新樽の使用 0%
淡い黄金色/蜜リンゴ、熟した洋ナシ、白から黄色い花の香/爽やかな酸味、フルーティー、ミネラル。/ほんのり苦みを含んだミネラル感とともに芳醇な味わいを表現している。
ドメーヌ・ジョアネ
’19ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ブラン¥4.290-
ヴィレ・ラ・フェイ村の優良2区画より。樹齢約50年のVV illers-la-Fayeの2区画合計で1.1ha。樹齢約50年のVV。アリエ産の1回使用樽1/3、2回使用樽1/3、3回使用樽1/3で8ヶ月間熟成。
ほんとにジワリと広がる旨みと雑味の無さが心地よいので、是非お試ししてほしい作品です。
ドメーヌ・コトー・デ・マルゴ
’21ブルゴーニュ アリゴテ ラ・ピィ・ルエット¥3.630- 
ほとんどの樹は、樹齢50~70年のヴィエイユ・ヴィーニュです。半世紀以上にわたってこの地に根を下ろしてきたヴィエイユ・ヴィーニュこそがテロワールの真髄ですので、近年はセレクション・マサル(マス選抜)を実施して、これらの樹を永続させることに注力しています」。
ヴィエイユ・ヴィーニュは、大地の滋味滋養がぎっしりと詰まった濃密なぶどうを生み出してくれます。そのぶどうに清潔でナチュラルな醸造を施すことで、はちきれんばかりのみずみずしい果実味が口いっぱいに溢れるような、ハチミツのようなコクに思わず笑みがこぼれてしまうようなワインへと昇華します。
ピエールクロ村の区画より。1ha。粘土石灰質・花崗岩質土壌。平均樹齢30年。収量は70hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。作品名は「くるくる回るカササギ」(piroutte(旋回)にかけたもの)という意味で、この果実味に溢れたアリゴテをつい飲み過ぎてしまう様子を表しています。
ストラーカ(オーストリア)
NV ストラトス¥3.190-
ツヴァイゲルト50%、メルロー50%。1ha。スレート土壌。平均樹齢15年。木製開放槽で発酵後、1000リットルの樽で12ヶ月間熟成。作品名の「Stratos」はドメーヌ名の「Straka」と「Stratosphere」(成層圏)をかけたもので、多層なスレート土壌から生まれるミネラルや味わいの複雑さが、この作品のコンセプトであることを表したものです。

2008年、大手ワイナリーで醸造を担当していた3代目トマス・ストラーカが継承し、現代的なワイナリーに進化させる決意をしたことで、ドラマがはじまりました。
この地特有のミクロクリマを背景とする微細なテロワールを見極めながら、優れた畑を選好して買い増しました(1.5→7ha)。次に土壌改良に着手し、2013年からはすべての畑を完全オーガニック栽培に切り替えました。並行して醸造設備の刷新も完了。ここに、超新星ワイナリー「ストラーカ」が誕生しました。
待ってましたとばかりに彼のワインを大歓迎したのは、自国オーストリアのソムリエたち。標高が高く特別なシスト土壌をもち、近年オーストリアワイン関係者の間で最も注目されるエリアのひとつであるレヒニッツに登場した決定版として、ウィーンの「シュタイラーエック」をはじめとする錚々たるトップレストランが続々とオンリストするようになりました。
シモン・ドゥヴォー&ルー・ベアティトゥディネム
NVブリュット・ロゼ\6.160-
ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%(平均樹齢35年。2013年産が70%、2012年産が30%のブレンド)のベースワイン88%に、リセ産のピノ・ノワールを12%ブレンドしたアサンブラージュ・ロゼ。ヴァン・ド・レゼルヴの一部はブルゴーニュ製320リットル樽で1年間熟成。ドザージュは10g/l。
「アランはとてもシャイで、とにかく真面目な男です。シャンパーニュRMのオーナーとしては珍しく、とても質素で控えめな生活を送っています。また、大変な畑仕事を従業員に任せたり外注したりすることなく、彼自身が毎日汗を流して一生懸命働いています」(仲田さん)。
ご紹介するスタンダード・ブリュットは、主要3品種に「オーブの魂」ピノ・ブランを加え、ヴァン・ド・レゼルヴの一部を樽熟成させたアラン渾身の作。オーブらしい豊潤な果実味を香ばしいトーストの風味がやわらかく包み込み、深い余韻とともに飲み手を陶酔に導いてくれます。
「ルー・ベアティトゥディネム」は、仲田さんが醸造に全面参画した特別プロジェクトで、「ルー・デュモン」の醸造に使用した樽を一部用いて100%樽発酵・樽熟成を行ったミレジメです。「ベアティトゥディネム」は、長女レアちゃんと長男テオ君が学校で一生懸命勉強しているラテン語で、「希望」という意味です。