醸造は清潔かつナチュラル、自然派のワイン達

ドメーヌ・レ・ロッシュ・ブルー
「醸造は清潔かつナチュラルを旨とし、特に熟成においてはワインにゆっくりと酸素を供給する環境づくりに主眼を置いています。これによってもともとのぶどうの香気成分や風味を最後まで保つことができます。同じ理由でSO2の使用はビン詰め時にのみ、極少量に抑えています」。 「ガメイの本当の美味しさ、繊細で上品な味わいを堪能していただきたい」という彼はブルイィ新世代のトップランナーの呼び声も高く、世界中のワイン愛好家やソムリエにガメイを再発見する機会を提供しています。
'22ブルイィ ラ・クロカント¥4.400-
<新登場>AOC Brouilly。オドゥナ村の複数の区画より。合計2ha。バラ色花崗岩質土壌。平均樹齢45年のVV。収量は45hl/ha。除梗しない(全房発酵)。コンクリート製タンクで発酵後、ステンレスタンクで6~8ヶ月間熟成。SO2はビン詰め時にのみ極少量使用。作品名の「クロカント」は「噛み応えがパリパリした」という意味で、まるでぶどうの果実を噛んで食べているような、この作品の鮮度感とフルーティーさを表現したものです。

マルク・ゴーフロワ
「ムルソーもピュリニー・モンラッシェも、粘土質表土の下に石灰質・泥灰土質の分厚い層が横たわっており、この地下層から来るミネラルこそが、ワインの美味しさの鍵になります。そしてこのミネラルを十分に吸い上げることができるのは、根を地下深くまで伸ばしたヴィエイユ・ヴィーニュだけなのです」。
’22コトー・ブルギニヨン ブラン¥3.960-
ムルソー村内の区画より。シャルドネ100%。0.23ha。1969年植樹の樹齢50年以上VV。樽で発酵後、新樽率15%で12ヶ月間熟成。

アントニー・ジラール
 作品名の「La Clef du Récit」は、「The Key of the Story」。「8ヶ月もの間、畑の売買について極秘でやりとりしていた頃のドキドキ感。初めて自分のセラーの鍵を開けた時の喜び。そして、これからサンセールの新しい可能性を開いていきたい、新しい物語をつくっていきたいという意味を込めて、鍵をシンボルマークにしました」。
 「ここはミネラルの大地です。師事したアンヌ・クロード・ルフレーヴの作品にも匹敵するような、美しいワインを造っていきたいと思います」(アントニー・ジラール)。
’21カンシー ラ・クレ・デュ・レシ¥4.290-
0.54ha。ブリネ村の単一リウ・ディ産のソーヴィニヨン100%。砂質・砂利質土壌。樹齢約20年。ステンレスタンクで発酵後、15ヵ月間熟成。これぞカンシーという白桃や花束の芳香

エリック・ルイ
初のわが子の誕生を待ちわびながら、小学生の時以来およそ20年ぶりに 『星の王子さま』 を読み返したことで訪れました。
 「私も、いつの間にかこの物語に出てくる「おとなたち」になってしまったのではないかと、強く自問自答させられました。本当に大切なものは目に見えない、というキツネの有名なセリフは、栽培家・醸造家としての私に改めて大きな気づきを与えてくれ、以後のワイン造りにおいて、知識や先入観にとらわれることなく、素直な心で「感じる」ものを大事にするようになりました」。
 地元紙 『La voix du Sancerrois』 に、「エリック・ルイ 星の王子さまの子」という見出しで掲載された記事には、オープンマインドで子供のようにお茶目な彼のパーソナリティーや、ドメーヌを訪れてくれるお客様のために、テースティングルームを完全バリアフリーに改修したり、子供が遊べるスペースを新設したりといった 『星の王子さま』 再読後のエピソードが紹介されています。
’22ソーヴィニヨン¥3.080-
Vin de France。IGP Coteaux Charitois及びシュヴェルニ地区のソーヴィニヨン・ブラン100%。実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培を実践する契約栽培農家からぶどうで購入。粘土石灰質土壌。平均樹齢25年。ステンレスタンクで8ヶ月間熟成。みずみずしく上品なソーヴィニヨンです
’22シャルドネ¥3.080-
Vin de France。IGP Coteaux Charitois及びシュヴェルニ地区のシャルドネ100%。実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培を実践する契約栽培農家からぶどうで購入。粘土石灰質土壌。平均樹齢20年。ステンレスタンクで3ヶ月間熟成。シャルドネの美質に溢れたきれいな味わいです
ディヴァン ロワール
「20年以上にわたって、多様な哲学に基づく多様な形態のワイン造りに触れ、学び、携わってきました。習得したすべての技術を礎として、独立後は私の感性がおもむくままに、自由な精神でワインを造りたいと思いました。小さい頃から「聖闘士星矢」の大ファンで、「ペガサス」という名前のワインは絶対に造りたいと思っていましたので、そこからインスピレーションを広げてギリシャ神話の神々をモチーフにしたワインを造ることにしました。ラベルの絵も私が描きました」。 創業直後よりすべての畑でビオロジック栽培を開始し、2020年にビオディナミに転換しました。また、「以前のオーナーが遺してくれた素晴らしい古樹たちをこれからもずっとこの地に遺してあげたい」という思いを込めて、セレクション・マサル(マス選抜)にも熱心に取り組んでいます。
’21ガイア¥4.100-
AOC Touraine。ソーヴィニヨン・ブラン100%。オワリー村に1ha。砂質・粘土質土壌。平均樹齢30年。収量は45hl/ha。1000リットルの粘土製のアンフォラで発酵後、9ヶ月間シュール・リー熟成。「ガイア」はギリシャ神話に登場する女神で、大地の母とされています。
ドメーヌ・ジョルジェ
「先々代から40年以上に渡って無農薬栽培を続けていますので、私たちの畑は小さな大自然です。生物多様性が確立されており、ぶどうの品質はブルグイユのトップレベルであると自負しています。このぶどうの美味しさやポテンシャルをさらに深く、鮮やかにワインに表現したいと考え、ヴァン・ナチュールに進化させることにしました。ブルグイユは伝統的に堅固な味わいのワインとして知られますが、ナチュールの製法を採用したことでワインはしなやかで伸びやかになり、ブルグイユならではの奥深い味わいもより鮮明に感じられるようになりました」。
’21ブルグイユ グラヴィエ¥3.630-
ブルグイユ村のリウ・ディ「グラヴィエ」産のカベルネ・フラン100%。4ha。砂質・砂利質土壌。平均樹齢25年。収量は40hl。除梗100%。コンクリート製タンクで発酵後、8ヶ月間シュール・リー熟成。無清澄・ノンフィルターでビン詰め。収穫からビン詰めに至るまで、SO2は不使用。

シャトー・デュ・ブルイユ
「名門ゆえのプレステージとは、高級・高額であるということではなく、より多くの人に愛されることであると定義しています。最上級の作品を造った上で、良心的なコストパフォーマンスを貫くことが、本当のプレステージであると考えています」(ヤンヌ・プティボワ)。
’20ランジュー ルージュ¥3.520-
カベルネ・フラン70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%のブレンド。2.5ha。シスト、粘土泥土質土壌。平均樹齢約20年。ステンレスタンクで醸造。

レ・サンク・ヴィ(ヨアン・ヴィドメール)
「2003年に自分で栽培を始めた時から、原則として化学肥料や農薬は一切使用せずにぶどうを育ててきました。私にとってそれは「誰かを好きになること」と同じくらい当たり前のことであり、そのことに第三者からの認証は必要なさそうな点も同じではないかと思います。醸造は、一に清潔、二に清潔、三に清潔をモットーとして、基本に忠実に行っています。SO2の使用は必要最小限に留めています」。
 「5が私のラッキーナンバーです(笑)。愛する家族も5人。栽培しているぶどうたちも5品種。そして、ワインは5感全部で楽しめるものです。それで、5に私のイニシャルを加えてドメーヌ名としました」。
NVクレマン・ド・ジュラ ブラン ブリュット¥4.840-
アルボワ村およびサン・シル・モンマラン村産のシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%のブレンド。0.4ha。粘土質・泥土質土壌。平均樹齢35年。収量は70hl/ha。ステンレスタンクで醸造。24ヶ月間以上ビン熟成。MCRによるドザージュは8g/l。ラベルの絵は、パリでグラフィックデザイナーをしているヨアンの従弟が、ヨアンのイメージを基に描いてくれたものです。

セリエ・ド・ラ・バラトリ(ジュリアン・ヴィアナ)
「畑仕事は嘘をつかない。僕の座右の銘です。化学肥料や農薬は一切使用せず、この地サヴォワの大自然の結晶としてのワインを造りたいと思っています」。
「僕が考えるサヴォワのテロワールの本質はミネラルにあり、このミネラルを損なわないよう、自然な醸造を心掛けています。スモーキーな香気や塩味こそ、お料理のベストパートナーです」。
美しい果実感をふわりと感じさせながら、液体はすっと喉を通って消えていく。たっぷりとしたミネラルの塩味はいつまでも口に残り、お料理の美味しさを際立たせる。かの地のレストランの窓から見えるアルプスの山々、森や湖の景色が、眼の前に広がるかのようです。
’20パロキシズム¥3.740-
AOC Vin de Savoie。ピノ・ノワール45%、ガメイ45%、モンドゥーズ・ノワール10%のブレンドによる赤ワインです。1.5ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢40年のVV。ステンレスタンクで醸造。作品名「パロキシズム」は、「(感覚や感情の)絶頂」という意味です。
ラ・マルエット&ドメーヌ・ペシュ
南仏におけるビオロジック栽培の草分けのひとりであるジャック・フルランは、「ワインが大好きな僕の家族や友人達、そして世界中のワインラヴァーに、本当に健康なぶどうから造ったワインを届けたい」という思いに生きる、信念の人。 早1983年には、志を同じくする南仏各地の契約栽培濃家からぶどうを買い付け、コストパフォーマンスの高いワイン造りを目指す「メゾン・デ・テロワール・ヴィヴァン」を設立し、ビオワインのムーブメントを少しずつ広げてきました。
’21ラ・マルエット ピノ・ノワール¥2.420-
IGP Pays d'Oc。小石が多く混じる粘土石灰質・泥土質土壌。平均樹齢20年。ステンレスタンクで醸造。<スクリュー>繊細でみずみずしいピノノワール
’21ラ・マルエット シャルドネ¥2.530-
IGP Pays d'Oc。粘土質・泥灰土質土壌。平均樹齢25年。ステンレスタンクで醸造。果実味豊かで肉厚なシャルドネです