お手頃で美味しいワインです。

コンセンティード
 スペインで唯一、ひとつの町(イエクラ)から成る原産地呼称(DO)、イエクラ。標高650~850m、夏は乾燥した酷暑となる大陸性気候のため、伝統的に(しばしば、他の産地のワインを力強くするためのブレンド用としての)高アルコール度数のワインを安く供給する産地であったイエクラは、近代栽培・醸造技術の導入によってあらゆる短所が長所に変わるというコペルニクス的転換を果たし、ジューシーでコストパフォーマンスの高い、クオリティワインの産地に生まれ変わりました。そのことは、この協同組合の社名「La Purisima」(=これ以上ないほどピュアな)にも象徴的に表現されています。 ご紹介するブランド「コンセンティード」は、「溺愛され、甘やかされた子供」という意味で、この協同組合が溺愛する、最重要ブランドであることを表しています。
厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として一切使用しない(乾燥した高地気候のため、化学肥料や農薬は実質的にほとんど必要とされない)
’18モナストレル バリーカ¥1.870-
(フルボディ)モナストレル100%。標高650~850mの石灰質土壌の畑より。平均樹齢25年。ステンレスタンクで発酵後、フレンチ&アメリカンオークの新樽で4ヶ月間熟成。「2019年度Challenge International du Vin」金賞受賞(2016年ヴィンテージ)
’21マカベオ¥1.980-
(辛口)マカベオ100%。標高650~850mの砂質土壌の畑より。平均樹齢15年。セメントタンクでアルコール発酵後、フレンチオークの新樽でマロラクティック発酵&1ヶ月間シュール・リー熟成。
チョポ
「チョポ」(ポプラの木のこと)は、創業1870年、フミージャで最も早くワイン販売を開始したワイナリーとして名高い「アルセーニョ」の作品で、標高800メートルの完全無農薬栽培の畑で育まれたモナストレル(ムールヴェードル)を100%使用した、オーガニック・ワインです。 大ベテラン醸造家フアン・ミゲル・ベニテスを筆頭に、国際的な衛生管理手法「HACCP」を遵守した清潔な醸造を第一義とする彼らは、各種ワインメディアでも高評価を連発するなど、フミージャを代表するクオリティ・ワイナリーとしての名声を不動のものにしています。 また、コストパフォーマンスの高さで注目を集めている世界的な「スペインの無名産地トレンド」のド真ん中銘柄として、世界40ヵ国のテーブルで、たくさんの笑顔とともに楽しまれています。
’17100% モナストレル¥2.300- 
(フルボディ)DOフミージャ。モナストレル(ムールヴェードル)100%。オーガニック栽培の24haの畑より。標高800メートル。石が多い石灰質土壌。平均樹齢25年。セメントタンクでアルコール発酵後、フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%でマロラクティック発酵&6ヶ月間熟成。
アデーガス・ガレーガス
「アルバリーニョは、スペインから世界への、素敵な贈り物のひとつである」(ジョン・ラッドフォード)
 スペイン北西部、リアス・バイシャス最南部のメデル村に1995年に設立された「アデーガス・ガレーガス」は、かねてより「量より質」の方針を貫いてアルバリーニョの名品を出してきましたが、2012年3月より、リアス・バイシャスの代名詞的なワイナリー「マルティン・コダス・グループ」に入り、同グループの高品質ワイン部門のリーダーとしての、新しいステージを迎えました。
 「DOリアス・バイシャス」は5つのサブゾーンから構成されますが、「アデーガス・ガレーガス」はうち南部の2つ、「オ・ロサル」と「オ・コンタード・ド・テア」に畑を所有し、アルバリーニョはもちろん、地場品種のロウレイラ、トレイシャドゥーラ、カイーニョなどを栽培しています。 2012年に発売開始されたばかりの「バゴ・アマレーロ」(「黄色の房」)は、サブゾーン「オ・ロサル」のアルバリーニョを100%使用した新作で、この地域のアルバリーニョの顕著な特徴である「花の香り」を最大限に表現することを作品コンセプトとしています。 醸造は、「マルティン・コダス」が誇る新世代の女性醸造家、アスンシオン・カルバルジョが行います。スペインの複数のワイナリーの他、カリフォルニアの「アローホ」での醸造経験もある彼女は、女性醸造家ならではの感性で、多数の魅力的な作品を生み出しています。
 尚、ラベルデザインは、地元ガリシア地方のデザイナー、ルイス・アルカンターラが手掛けました。ぶどうの実を花のように彩ることで、このワインの特徴を表現しています。
’20バゴ・アマレーロ アルバリーニョ¥2.400- 
DOリアス・バイシャス。サブゾーン「オ・ロサル」のアルバリーニョ100%。沖積土壌。樹齢20~30年。収量は58hl/ha。ステンレスタンクで醸造。白桃やグレープフルーツ、完熟したリンゴ、レモンゼスト、マンゴーなどを思わせるふくよかなアロマに加えて、花束のような芳香をお楽しみいただけます。
ウ・メス・ウ・ファン・トレス
Guardiola de Font-Rubí といういわばカヴァの聖地で、長年に渡ってカヴァ最高品質のぶどうを栽培してきたピニョル家。わずか30ヘクタールの畑で収穫量が少ないこともあって、そのぶどうは現地ワイナリーの間で「幻のぶどう」と言われ、高値で取引されてきました。一方、スペイン最高のメルローと言われるスーパー・スパニッシュワイン「カウス・ルビス」を擁するペネデスのトップワイナリー、「カン・ラフォルス・デルス・カウス」のエステーベ家。2000年、両家は手を結び、共同でこのワイナリーを設立しました。栽培・醸造をトップレベルで一貫させた相乗効果として誕生した、従来のものとは次元が異なるカヴァ。これぞ「1+1=3」。
「栽培に、秘訣とかノウハウとかはありません。すべてを完璧にやるだけ」。「この世のものではないような、言葉では表現できないような”幻想的な”カヴァを造りたい」というジョセップ・ピニョルは、趣味も持たず余暇もとらず、シーズン中は1日4時間睡眠でほとんどぶどう栽培のみに生きる求道者です。「幻」と言われるにはそれだけの理由があります。

NVシグナス デネブ ブルット・ナトゥーレ レセルバ
¥2.640-

(辛口)完全オーガニック栽培のぶどうのみから造られる特別限定作品です(2010年にCCPAEの認証取得)。チャレッロ100%。平均樹齢約35年。コルクで24ヶ月間ビン熟成させたレセルバ。ドザージュはゼロ。SO2は一切不使用。「シグヌス」はラテン語で「白鳥座」の意味で、北半球の夜空にひときわ明るく輝く白鳥座の星々をカヴァの泡に見立て、また、白鳥のように優雅なカヴァを造りたいという思いを込めて命名されました。「デネブ」は白鳥の尾部を構成する恒星(全天21の1等星のひとつ)で、こと座のベガ、わし座のアルタイルとともに「夏の大三角」を形成することでも有名です。
’19ウル・デ・イェブレ・シラー オーガニック¥2.100- 
(ミディアムボディ)ウル・デ・イェブレ(テンプラニーリョのカタールーニャ語。1974年に植樹されたVV)85%、シラー(2004年植樹)15%のブレンド。スペインのこの価格帯のワインでは珍しく、すべて手摘みで収穫し、ぶどうを厳しく選別。除梗100%。コールド・マセレーション。ステンレスタンクで発酵後、300リットルのフレンチオークで4ヶ月間熟成。地域最高レベルのぶどうと、地域最高レベルの醸造が一体となった、まさしく「1+1=3」の完成度。上品で飲みやすく、それでいてたっぷりとしたフルーツのうまみを味わえます。
’21チャレッロ¥2.200- 
(辛口)チャレッロ100%。1956年に植樹した超VV。スペインのこの価格帯のワインでは珍しく、すべて手摘みで収穫し、ぶどうを厳しく選別。除梗100%。スキンコンタクト後、ステンレスタンクのみで発酵・熟成。薔薇の花、カーネーション、マンゴ、桃、リンゴ、グレープフルーツ、レモンなど、フルーツの盛り合わせのような楽しいアロマに、たっぷりとした果実味。きれいな酸。ペネデスのトップワイナリーと言われる「カン・ラフォルス・デルス・カウス」のノウハウを結集させた、貫禄の出来栄えです。
’20ロゼ オーガニック¥2.100-  
(辛口)ガルナッチャ・ネグレ50%(1990年植樹)、ウル・デ・イェブレ(テンプラニーリョのカタールーニャ語。1974年に植樹されたVV)50%のブレンド。スペインのこの価格帯のワインでは珍しく、すべて手摘みで収穫し、ぶどうを厳しく選別。除梗100%。コールド・マセレーション後にピンク色の果汁を抜き取り(セニエ法)、ステンレスタンクで醸造。バラやスミレのような芳香。イチゴやさくらんぼを思わせるチャーミングな味わい。十分なコクがあり、パスタや白身のお肉料理などに幅広く合わせていただけます。

ピノムニエ主体。「大地の魂」と名付けられた液体の宝石

フランソワーズ・ベデル

フランソワーズ・ベデルがもともとビオディナミをはじめたきっかけは、息子ヴァンサンの病気でした。現代的な薬はまったく効かず深く悩み続けた末、最後に出会ったホメオパシー(同毒療法)によって完治しました。「世界の見方が変わりました。それで、ぶどうにも同じことがいえるのではないかと考えるようになり、やがてビオディナミに出会いました」。
そのヴァンサンもツィント・ユンブレヒトやシャトー・ド・モンテリーでのビオディナミ修行を終え、今日母と力を合わせてシャンパン造りに情熱を注いでいます。
ルロワ女史やルフレーヴ女史と日々情報交換しているフランソワーズは、彼女たちの主催するビオディナミ実践団体「BIODYVIN」に、シャンパーニュの生産者として初めて加入が認められました。  
真のビオディナミストとして驚異的なまでに畑に手を尽くす彼らこそ「求道者」の名にふさわしく、その結晶たる彼らのシャンパンは、魂がしびれるほどの感動作であります。
ビオディナミに忠実に従う

ラム・ド・ラ・テール ブリュット ミレジム 2005\16.830-(これは受注発注です。)
ピノムニエ60%、シャルドネ30%、ピノノワール10%のブレンド。樹齢25~60年。25%を樽発酵&熟成。ドザージュは1.6g/l。「ラム・ド・ラ・テール」は「大地の魂」の意。