ジュリアン・バイヤール
「美しいメロディーは誰が歌っても美しいように、ここシャブリのシャルドネから「美味しいワイン」を造ることは、難しいことではありません。師ブロカールに教わったことは、「感動するワイン」を造ろうということです。それは、コンサートが終わった後、ああ、まだ聴いていたいと感じる音楽のように、人生の喜びを噛みしめることができるワインです」(エロディー・セルヴァン)
リュット・レゾネ栽培。化学肥料は一切使用しない除梗しない。ステンレスタンクによる清潔な醸造
'19シャブリ¥4.180-
(辛口)シャブリ、プレイー、ヴィリー各村の30以上の区画合計で17ha。粘土石灰質、キンメリッジアン土壌。樹齢20年以上。ステンレスタンクで発酵後、12ヶ月間熟成。30以上の区画からのブレンドによる、百花繚乱のアロマ。たっぷりとしたミネラルが、お料理との相性を抜群にしてくれます。
ヴァンサン・ヴァンジエ
(辛口)みずみずしい口当たりとたっぷりとしたリッチテイストを高次元で両立し、普通に「美味しい」としか言いようがない彼の作品は、発売早々にして各国のワインバイヤー陣をうならせ、ワインメディアの注目を集め、各種ワインコンクールで多数の金賞を受賞することになりました。
’20シャブリ¥4.100-
(辛口)「レ・マラント」と「レ・プラント」合計で10ha。キンメリッジアン土壌。平均樹齢35年のVV。ステンレスタンクで発酵後、10ヶ月間シュール・リー熟成。はちきれんばかりの柑橘系のフルーツ感と、たっぷりとしたミネラルに由来するスモーキーな塩味が特徴です。2019年ヴィンテージは、2020年度「ジルベール&ガイヤール国際コンクール」および2020年度「リヨン国際コンクール」でダブル金賞受賞。
’20ブルゴーニュ ブラン¥3.190-
(辛口)AOPシャブリとの境界に位置するプレイー村内のリウ・ディ「レ・シャン・ルヴロー」に4.5ha。(プレイー村は、AOPシャブリとAOPブルゴーニュの両方の畑がある唯一の村です)。キンメリッジアン、ポルトランディアン基盤の粘土石灰質土壌。樹齢10~15年。ステンレスタンクで発酵後、10ヶ月間シュール・リー熟成。完熟したメロンやハチミツを思わせる、驚くほどリッチな味わいです。2019年ヴィンテージは、2020年度「ジルベール&ガイヤール国際コンクール」および2020年度「リヨン国際コンクール」でダブル金賞受賞。2020年ヴィンテージは、2022年度「パリ農産物コンクール」で金賞受賞。
ドメーヌ・プティジャン
「料理を引き立てるワインとは、濃過ぎず上品で、たっぷりとしたミネラル分のあるワインだと思います。この辺りの土壌はもともとミネラル分が豊かですが、化学肥料を使わず根をできるだけ深くまで伸ばすことによって、最大限のミネラルを得られるように心がけています。醸造はミネラルを損なわないよう、過度の抽出を避け、ごく自然に行っています。
’19サン・ブリ¥3.100-
(辛口)ソーヴィニヨン・ブラン100%。4ha。平均樹齢25年。ステンレスタンクで発酵後、12か月間熟成。ソーヴィニヨン特有のフルーティーな風味と、キンメリッジアン土壌に由来するミネラルとの絶妙なハーモニーをお楽しみ下さい。
’20サン・ブリ フュ・ド・シェンヌ¥3.300-
(辛口)0.12haの区画に植えられたソーヴィニヨン・グリ100%。キンメリッジアン土壌。樹齢約10年。除梗100%。228リットルの新樽100%で発酵&14ヶ月間熟成。年産3樽(約900本)の限定作品。ソーヴィニヨン・グリはサン・ブリ全体で5%程度しか植えられていない希少品種です。早熟なため完熟しやすく、エキゾチックフルーツのような華やかな香りと濃密なコクがワインに表れるため、樽との相性が抜群です。また、キンメリッジアン土壌であるため、たっぷりとした酸とミネラルもお楽しみいただけます。
クリストフ・ブヴィエ
「ぶどうに極力負荷をかけない、ナチュラルな醸造を心がけています。もともと薫り高く、表情豊かな僕のぶどうたちが、そのまま美味しいワインになってくれるのを見守るだけです」(以上、クリストフ・ブヴィエ)。
’19ブルゴーニュ ルージュ¥4.180-
(フルボディ)マルサネ村内のACブルゴーニュ区画(0.85ha)と、フィサン村内のACブルゴーニュ区画(0.33ha)からのブレンド。平均樹齢約45年。新樽率20%で12ヶ月間熟成。「マルサネ村内のぶどうはまろやかなコク、フィサン村内のぶどうは力強さをもたらしてくれます」(クリストフ・ブヴィエ)。
’19ブルゴーニュ ブラン コトー・ド・ラ・フォンテーヌ・オー・フェ¥4.180-
(辛口)ディジョン市の北西に隣接するタラン村が所有する0.69haのモノポール畑で、全面積がクリストフ・ブヴィエにフェルマージュされているものです。シャルドネ100%。平均樹齢約20年。グラスファイバー製タンクで発酵後、12ヶ月間熟成。「泥土質の土壌で、豊かなコクのあるワインになります」(クリストフ・ブヴィエ)。
フィリップ・ロベール
味わいの各要素が高次元で調和する匠の作品を求めて、2000人を超える愛好家が顧客名簿に名を連ねます。ゆえに日本では真に知られざる存在でしたが、2015年に、息子のジュアン君がドメーヌに参画したことで、少しずつ輸出にも目を向けられるようになりました。
’20ブルゴーニュ ルージュ¥4.300-
(フルボディ)クシェ村内の区画より。0.25ha。平均樹齢35年。コンクリート製タンクでアルコール発酵後、2~4回使用樽でマロラクティック発酵&13ヶ月間熟成。
ルー・デュモン
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。 「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。
’98ブルゴーニュ ルージュ¥3.850-
(フルボディ)ニュイ・サン・ジョルジュ村内のACブルゴーニュが28%、ビオディナミによるメルキュレイ村内のACブルゴーニュが約20%、自社畑ものの「Bourgogne
Rouge Vieilles Vignes」が約2%、残りの約50%はAOPジュヴレ・シャンベルタン、及びACオート・コート・ド・ニュイを格下げしてブレンドしています。平均樹齢30年以上。収穫量50hl/ha。天然酵母のみで発酵。カヴァン社製ジュピーユ産の新樽率20%で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
’14ブルゴーニュ アリゴテ¥3.100-
(辛口)2012年7月に購入した自社畑(ニュイ・サン・ジョルジュ近郊の「レ・ザルジリエール」)のアリゴテ100%。0.16ha。1908年植樹。2012年より即ビオロジック栽培を開始(2016年に「ビュロー・ヴェリタス」認証取得)。収穫量10hl/ha。除梗率0%。天然酵母のみで発酵。シャサン社製「グラン・ファン」の新樽100%で発酵後、18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
’12サントネルージュ¥4.500-
(フルボディ)シャサーニュ・モンラッシェ村の南に位置するコート・ド・ボーヌの最南端の村で産する、頑強な赤!しかも口当たりが滑らかで引き締まったタンニン、ストラクチャーが強く、アロマには、バラの花やイチゴやサクランボを感じさせ、熟成するとサクランボリキュールやタバコのニュアンスを感じさせるサントネーAOC!滑らかなタンニンに心地よい酸!エレガントさとリッチさを兼ね備えたワイン。
’06ラドワ.レ.ブリコット¥4.300-
(フルボディ)「ラ・モール」と「レ・トップ・コワフェ」の2区画より。平均樹齢35年。収穫量50hl/ha。天然酵母のみで発酵。カヴァン社製ジュピーユ森産の新樽50%、セガン・モロー社製サントル森産の1~2回使用樽50%で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
’07サヴィニー・レ・ボーヌ ブラン¥4.180-
(辛口)特に水捌けの良い「クロ・デュ・ヴィラージュ」より。平均樹齢80年のVV。収穫量45hl/ha。天然酵母のみを使用し、樽で一次発酵、マロ発酵。シャサン社製「グラン・ファン」の新樽50%、同2回使用樽50%
で16ヶ月間樽熟成。ピノブラン100%
’96サヴィニー・レ・ボーヌ ルージュ¥4.500-
(フルボディ)砂質土壌で特に水捌けの良い「レ・プランショ・デュ・ノール」より。平均樹齢35年。収穫量50hl/ha。天然酵母のみで発酵。シャサン社製「グラン・ファン」の新樽30%、セガン・モロー社製サントル森産の1~2回使用樽3分の2で18ヶ月間樽熟成。ノンフィルターでビン詰め。
レミ・ジャニアール
モレ・サン・ドニに登場した大型新人です。継承した古樹中心の畑で実質ビオロジックのリュット・レゾネ栽培を行い、ファーストヴィンテージの2004から貫禄の出来栄え。しっとりと繊細で上品な口当たりながら、たっぷりとした果実のうまみに満ち溢れたスタイルです。特にその深いミネラルのうまみは出色で、彼曰く、「一般にはあまり言われないかもしれませんが、僕は、モレの最大の美点はミネラルにあると思っています」。
’20ブルゴーニュ アリゴテ ヴィエイユ・ヴィーニュ¥3.520-
(辛口)モレ・サン・ドニ村内の3つのリウ・ディ(「プレ・ド・ロンジュロワ」「アン・スヴレ」「コルヴ・クレニーユ」)より。合計0.3ha。樹齢約60~70年のVV。ステンレスタンクでアルコール発酵後、1~3回使用樽でマロラクティック発酵&9ヶ月間熟成。
’20ブルゴーニュ ルージュ¥4.500-
(フルボディ)モレ・サン・ドニ村内のリウ・ディ「レ・プラン・ジルベール」より。0.37ha。1953年植樹のVV。55年のヴィエイユヴィーニュ
ドメーヌ・ジョアネ
「ジャック・カシュー」の当主パトリス・カシューの妹ヴィヴィアンヌは、1998年、父ジャック氏からヴォーヌ・ロマネの村名畑4区画とプルミエ・クリュのレ・シュショ、及びヴォーヌ・ロマネ村内のACブルゴーニュ区画を相続し、兄パトリスにフェルマージュ(賃貸)しました。「ジャン・イヴは、伝統的な栽培法・醸造法を技術によって「改良」しようとするのではなく、何世代にもわたってこの地に受け継がれてきたものを、「進化」させようとしているように思います。栽培と醸造の両面において実に多くのことを教わり、僕のワイン造りにとり入れています」。
そして2007年10月にフェルマージュ契約期間が終了したのに伴い、そのすべての畑を、嫁ぎ先のドメーヌ「ミッシェル・ジョアネ」の当主ミッシェルとの間に生まれた長男、ファビアン・ジョアネが相続しました。彼は時を同じくしてドメーヌも継承し、ここに、2008年をファーストヴィンテージとするヴォーヌ・ロマネの新星が誕生することになりました。
’17ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ¥4.400-
(フルボディ)オート・コート・ド・ニュイの4つのコミューン(Marey-lès-Fussey、Villers-la-Faye、Magny-lès-Villers、Echevronne)に計5区画合計で5.26ha。樹齢約50年のVV。アリエ産,、トロンセ産、ジュピーユ産の1回使用樽1/3、2回使用樽1/3、3回使用樽1/3で12ヶ月間熟成。
’18ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ブラン¥4.300-
(辛口)Villers-la-Fayeの2区画合計で1.1ha。樹齢約50年のVV。アリエ産の1回使用樽1/3、2回使用樽1/3、3回使用樽1/3で8ヶ月間熟成。
ボニー・ガショ(ジャン・ピエール・ボニー)
ファビエンヌは、オーストラリアの複数のワイナリーで研修した後に一念発起、本格的に自社ビン詰めを開始しました。当初から「土を感じるとか、力強いとかではなく、それこそシャンボールのようにピュアで女性的なニュイ・サン・ジョルジュを造りたいのです」と確固たる信念を持っていた彼女は、この難題に何年間も挑戦し続けてきました。それは、幼い娘さんを3人抱えながらの、母としての戦いでもありました。
’18ブルゴーニュ ブラン¥4.200-
(辛口)ニュイ・サン・ジョルジュ村内の0.17haの区画より。平均樹齢60年のVV。粘土石灰質土壌。ステンレスタンクで発酵後、228リットルの樽でマロラクティック発酵&8ヶ月間樽熟成。
’20ブルゴーニュ ルージュ¥4.300-
(フルボディ)2.03ha。平均樹齢30年。粘土石灰質土壌。13ヶ月間樽熟成(新樽率10%)。畑はニュイ・サン・ジョルジュ村の国道の東側にあります。ごく一部、ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ダモードに南接するアン・ラ・ペリエール・ノブロのぶどうをブレンドしています。
アニー・ガヴィネ
DRC社の伝説の栽培長、オノレ・ガヴィネが1920年に設立した「ドメーヌ・ガヴィネ」は、その息子モーリスのもとで大いに発展を遂げた後、2008年に、モーリスの3人の子供たち(長男ジャン・クロード、長女アニー、次男アラン)に3ヘクタールずつ分割相続されました。長らくお父さんと一緒にワインを造ってきたアニー(写真左。右は娘さん)は、虎の子であった「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ボード」を単独相続する幸運に恵まれたこともあって、自身のドメーヌ設立を決意。数年間の準備の後、2012年から自社ビン詰めを開始しました。
「私が9つの時に亡くなった祖父は、とても厳格な人だったと聞いていますが、私にはいつもにこにこと笑顔で、よく遊んでくれました。偉大な祖父の孫であることを、心から誇りに思っています」。
’16ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ レ・ダム・ユゲット¥5.170-
(フルボディ)AOCオート・コート・ド・ニュイ最良の区画のひとつとして名高い「レ・ダム・ユゲット」に1.6ha。平均樹齢50年のVV。新樽率100%で10ヶ月間熟成。
ドメーヌ・マレ
ワインの販売先についても、フランス国内外を問わず、「他を全部断っても、レストランやビストロへの販売を優先します。シェフは神様、ソムリエは同志だと思っています」。
ベテランのエノログならではの、圧倒的な品質の安定感。シルキーな口当たりの後、じんわりと湧き上がってくる果実の旨味、大地の滋味。美食家ゆえの、食に対する美意識の深さが、私たちをマリアージュの陶酔へと誘ってくれます。
’17ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ¥3.960-
(フルボディ)クリマ「ムイエ」内の区画「レ・ジャメ」より。6ha。樹齢約25年。ステンレスタンクでアルコール発酵後、樽(新樽比率20%)でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成。
ニコラ・ラスピエ
「この20年間、ほぼ毎日畑で過ごしてきましたので、温暖化の進行を強く実感しています。最初に取得した畑がオート・コートだったのはたまたまでしたが、このエリアはコート・ドールより100メートルほど標高が高く気温が低いため、近年急速に再評価が進んでいます。「ブルゴーニュにおける最後のピノ・ノワールの栽培地」とか「将来のグラン・クリュ」といった声も聞こえはじめており、一昔前とは隔世の感があります。また、丘陵畑が多いため気候や土壌といったテロワールの多様性に富み、造り手として興味は尽きません。
ニコラの造るワインは、ライフスタイルそのものが自然派といえる彼自身の写し鏡のような、ナチュラルで癒しのあるものです。再生紙を使用したシンプルなラベルには、趣味でハチミツを造っている彼の小さなお友達が描かれています。
’20ブルゴーニュ アリゴテ¥4.100-
(辛口)オート・コート・ド・ボーヌのクリマ「エシュヴロンヌ」のリウ・ディ「スー・ラ・ミュレ」産のアリゴテ100%。0.4ha。粘土石灰質土壌。樹齢65年以上のVV(1954年に植樹)。収量は26hl/ha。エナメル製タンクで発酵後、10ヶ月間熟成。
パコー・ヴィニュロン
「創業から66年もの歳月を経て、晴れて自分たちのワインを造るのですから、ビオロジック栽培とビオディナミは大前提だと考えていました。醸造は極力自然に行い、キュヴェによってはSO2の使用を極少量に抑えたヴァン・ナチュールに進化させています。健全な美味しいヴァン・ナチュールを作るために、(フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した)「Vin méthode Nature」にも加盟しています」。
’20ブルゴーニュ ブラン ムッシュー・ジャック¥4.100-
(辛口)サンタムール村の0.43haの区画より。シャルドネ100%。樹齢約10年。収量は55hl/ha。最新型コンクリート製タンクで発酵後、12ヶ月間熟成。作品名の「ムッシュー・ジャック」は、2014年にビオロジック栽培を開始した際に大いに尽力してくれた畑仕事の大ベテランで、過日他界されたジャックさんに捧げられたものです。
フランスの最有力ワイン評論誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」の「2019年ヴィンテージ大特集」(2021年6月号)でマコネ部門の「大賞」に選ばれたのみならず、「フランス全土で最大の発見である」と評されたことで一躍注目を集め、フランス・ミシュラン3つ星の「ラ・ヴィラ・マディ」や「ジョルジュ・ブラン」、同2つ星の「メゾン・アリベール」といった錚々たるレストランがオンリストを開始し、世界各国への輸出もはじまりました。