自分を信じる9つの方法

FROMレス・ブラウン

(著名な講演家・作家・TV司会者。

「アメリカの講演家 トップ5」にも選出された。)

誰もが困難にぶつかる時はある。私の人生においても車が没収されたり、家が差し押さえられたり、

誰も私の夢を信じなかった時期があった。たとえ、働けば働くほど自分の墓穴を掘っているのではないか?と感じた時でも、

その考えを受け入れてはいけない。自分自身の内面に深く見つめ直し、心の声を聴くのだ。

今あなたを押し潰しているものが何であれ、こう言ってほしい。「なにがあってもやるんだ!」と。

自分自身を信じるには、「自分の人生には価値がある」と知ることが必要となる。

状況がどうであれ、あなたがここにいるのには理由があるのだ。ではどうしたら、自分をより信じられるようになるだろうか?

1.他の人からポジティブな動機づけをもらう。

友人であれ、家族であれ、同僚であれ、メンター、教師、先生であれ、

あなたを良い気持ちにしてくれる人の間に自分をおくこと。

2.自分の内部から沸き起こる動機を持つ。

ボランティア活動。ワークアウト。講座を受ける。音楽を聴く。自己啓発のオーディオを聴く。

インスピレーションが湧く本を読む。このように、あなた自身について良い気分になるような事をしてほしい。

自分自身に対してポジティブな言葉をかける習慣をつけてほしい。

3.達成口座にポジティブな記憶や、あなたが人生でしてきた良いことの記憶を預金する。

あなたの勝利、達成、喜びの記憶をを味わってほしい。

困難な時のために、貯金しておいてほしい、そうすれば、暗闇の中でも光を与えてくれるし、

希望がないと思った時にも記憶を与えてくれる。

4.自分を休ませる。

多くの人が困難な時に自分を責めすぎる。

実は、ダウンサイクルにいる時期なだけなのだ。

私達は誰でも、人生でダウンサイクルに入る時がある。

だから、自分のコントロール外のことについて、自分の責任だと思いすぎないこと。

5.時々過ちを犯してもいい、と自分に許可を与える。

私達は神に創造されたのであり、私達が神ではないと気づく。

あなたの人生の困難な時期は、あなたの行動の結果である。

しかし、自分自身を呪ってはいけない。

過ちの全くない人生なんて、どこに存在するだろうか?

だから、そこは責任を持って、どこで間違ったのかを熟慮し、自分は完璧ではないことを受け入れてほしい。

過ちから学び、変化すると誓い、前に進むのだ。

6.自分を高めてくれる本やポジティブなグッズを持っておく。

私は自分のこれを「Spirit Book」と呼んでいる。

というのも、私の魂がサポートを求めている時に、私はこれに手を伸ばすからだ。

そこには、友人や私の家族が私と一緒に人生を楽しんでいる写真がある。

それを見ると、困難な時期は永遠には続かないこと、より良い未来が待っていることを思い出させてくれる。

7.あなたを夢に近づけてくれる小さなステップを常に進む。

小さな勝利の力を見くびってはいけない。出来る時は必ず小さな勝利をつかんでほしい。

例えばオーブンからクッキーを完璧なタイミングで出す。15分の運動をして気分を良くする。

一度に1ステップごとで良いから、毎日毎日、あなたの夢と目標の追求を続けること。

8.心配は仕事に置き換える。

弱くなっている時にこそ、無駄に心配するのは避けよう。

これから何が起こるか…と心配することによって、何かが達成されたことがあっただろうか?

心配ばかりしてうじうじしている人たちは時間を無駄にしすぎている。

問題ではなく、解決策にフォーカスする。すると、道は明確になる。

9.自分のベストに目を向ける。

あなたの見た目は、あなたが自分自身をどのように見ているかを反映し、あなたが引き寄せたい人々を引き寄せる。

見た目が泥道のような顔をしているのに、心の中はすっきり爽快…なんて無理だ。

落ち込んでいる時は、あたかも最高の自分であるかのような洋服を着てほしい。

きっと人は、最低でも、「何か良いことがあったんだろうな」と思うだけである。

レス・ブラウン

失敗に打ち勝て

最近読んだ記事によると、アメリカ人はより長時間働いているそうだ。

「より長く」とは、誰と比べてだろうか?

我々の両親よりも長くということだろうか?

祖父母達よりも長くということだろうか?

彼らは食卓に食べ物を乗せ我々に教育を与えるために1日10-12時間、週に5-6日働いていた。

医者やトップセールスマン役員や弁護士達よりも長くということだろうか?
彼らでも、週40時間働いている人はいるはずだ。

あなたが平均的な給料に満足していないのなら平均以上の努力をしなければいけない。

家族に人よりも良い生活をさせてあげたいならその唯一の道は仕事をすることだ。それも勤勉に。

そのような仕事は時として、ハーバード大学の求職情報には載っていないアルバイトの職だということもあり得る。

勤勉に働くというのは、悪いことではない。もちろん、天賦の才能でも違いをもたらせるだろう。

しかし「天賦の才能」だけで努力をしていない素人の野球のバッターなど、

努力を重ねたプロのピッチャーの投球を何度も受ければすぐに手は血まみれになってしまうだろう。

外科医に聞いてみると良い。医学部時代からの10年間、どれくらい睡眠をとったか、と。

プロピアニストに聞いてみると良い。40分の協奏曲を暗譜するのに、どれくらい時間がかかるのか、と。

これらは、魔法では起こり得ない。成功のためには鉄の意志と勤勉な努力が必要なのだ。

勤勉に働けば働くほど、幸運に恵まれやすくなる。例えば、ミルクシェイクマシンを売っていた起業家のレイ・クロック。

クロックは、なぜカリフォルニア州サンバーナーディーノの店舗だけが突出して良い業績をあげているのか、疑問を持った。

他の店舗ではマシンは2台で足りていたのに、この店舗だけは8台必要としていたのだ。

調べてみると、マクドナルドという名前の兄弟が店舗のドライブインの形状を変えたことで家族連れが

より店舗に来やすくなったのだそうだ。大成功のこのモデルを、クロックは全米中に拡げ、マクドナルドの誕生となった。

彼は後に、自分の哲学としてこう記している。

「世界は才能ある失敗者で溢れている。 教育も充分足りている。 知性も能力も魅力もある。 しかし、なぜか成功できない。

 欠けている材料こそが、成功と失敗の分かれ道だ。 それは必ず前に進むという「決意」である ー 」

あなたが満たすことのできるニーズのみを見出し、それを満たすまで決して辞めないこと。

ピルズベリー家のフィリップ・ピルズベリーは最高の食事とワインの知識を持っているとして世界中から高い評判を得ていた。

と同時に、彼の部下や同僚たちからはどんな仕事でも進んでやる男、という評判を得ていた。それこそが重要なのだ。

私の友人が、彼の同僚について話してくれた。

その男はナチスの大量虐殺を生き延びた人で現在は70代だそうだ。

20代の時にナチスに捕らえられ、8回脱出を試みた。ついにアメリカに逃亡した時の所持金は5ドル。

教育もなく、英語も話せなかった。彼は製図技師になり、その後建築家になった。金銭的にも成功し、楽観主義の力の生き証人となっている。

あなたはいつでも、自分を憐れむ方法を見つけることができるだろう。

しかし、そこに落ちてはいけない。あなたの状況を可哀想…などと思うのは、あなた以外には誰もいない。

そして誰も何もしてくれないだろう。

人生で訪れる機会は、耐え難い困難、絶望的な状況と扮してあなたの前に現れる。

それを克服できない理由は何千でも思いつくだろう。そのうちのどの理由をも語った瞬間あなたの失敗は保証される。

そうしてはいけない。

いかなるハンディキャップ、過去の失敗、運命、リソースの欠如であっても打ち勝つことのできないものなど

存在しないのだ。

ハービー・マッケイ
ベストセラー作家

(ダイレクト出版さんのコラムよりお借りしました。)