’20ヴュー・シャトー・サン・タンドレ¥5.000-
(フルボディ)ペトリュスでワイン造りを44年間行ったベルエ氏のワイナリー。非常に緻密なタンニンとパワフルで骨格の整った果実味は高級感を醸す逸品です。A.O.C.モンターニュ・サン・テミリオン
メルロー 85%/カベルネ・フラン 15% マセラシオンは10ー20日間、区画ごとに温度管理されたコンクリートタンクにて(18ー26度、12日間)、MLFはステンレスタンク発酵 オーク樽熟成約12カ月(新樽15%、仏産)、10%テラコッタ熟成12カ月(7.5HL)熟成 14.5% サステナブル農法 HVE
人的な介入をできる限り控え、亜硫酸の使用も最小限に抑えることで、産地の個性を最大限に表現するワインを生み出しています。職人的なワイナリーとして、ボロヴィッツァはテロワールの特徴をとらえ、表現力豊かなワインを限られた量しか造らないことを信条としています。
ワインの酸化防止剤として、また抗菌剤として広く使われている亜硫酸ですが、「できるだけワインには何も添加したくない」と考えるフィリップは、その使用量を可能な限り抑えるべく努力をしています。一般的なボルドーワインでは150mg/L程度(瓶詰された後のワインに残る亜硫酸の総量)、オーガニックワインでも100mg/L程度が通常ですが、プピーユの場合30mg/Lと数値はかなり低めです。 亜硫酸の使用を極力少なくしたい理由の一つが、天然酵母がワインにもたらす複雑で奥深い味わいを活かすためです。酵母がワインの味わいに与える影響は決して少なくなく「人工的な培養酵母ではその土地の特徴を表現しえない」と言う醸造家は数多くいる程です。プピーユも同様で、フィリップ曰く「その土地の酵母を活かそうと思えば、まず畑で化学薬品を使ってはいけない。さらに、ワインの醸造中に亜硫酸を多く使ってはいけない。プピーユでは瓶詰の直前に最小限入れる程度だよ。」と。有機栽培、天然酵母の使用、そして亜硫酸の使用を制限すること・・・これらは密接な関係にあるのです。
亜硫酸を添加しないためには、酸化・汚染の影響を極力抑えたワイン造りが必要です。
それに貢献しているのがオクソラインです。一般的には樽での熟成中、底に溜まった澱(オリ)から複雑味を引き出すために「バトナージュ」という作業が行われます。これは蓋を開け、櫂を入れて攪拌するというものですが、酸化のリスク・バクテリアの混入のリスク等がある為、酸化防止剤(あるいは抗菌剤)として亜硫酸を多く必要とします。できるだけ自然な(添加物の少ない)ワインを造るべく、プピーユでは「オクソライン」と呼ばれる回転式樽ラックを採用しています。
「オクソライン」とは、滑車のついたスチールラックのこと。この滑車のおかげで、ワインが入った状態でも樽を回転させることができます。これにより空気にさらすことなく澱の攪拌ができる、つまり亜硫酸の使用をぐっと抑えた状態で、澱の旨味・複雑味をワインに与えることができます。
ヘデールテ・ワインズは南アフリカ西海岸にあるセント・ヘレナ・ベイに醸造所を構える唯一の造り手です。
オーナーは醸造家でもあるジョン・バウワー氏。彼の父が経営するブラクイル農園のブドウ畑から収穫したブドウで自身のワインブランド「ヘデールテ・ワインズ」を設立しました。ブドウ畑は冷たい海流の流れる太西洋から4Km程の位置にあり、石灰岩が母岩となる平らな海由来の砂質の上でブドウが栽培されます。
年間降雨量は200ml程ですが、沿岸部に位置することから湿度は高く、夏は日中の40度を越える日もあります。一方で夜間急激に気温が下がるため収穫は夜間に行われ、酸を十分に蓄えた健康なブドウを収穫することができます。
ワイナリーでは1978年に栽培された古木のパロミノなどから産膜酵母の下で熟成させた辛口白ワインを生み出し、その高い品質が注目されています。(ヘデールテ=区画を意味し、その後に続く番号
’22 6 ソーヴィニヨン・ブラン¥3.960-
産膜酵母の下で熟成させた珍しい白ワイン。白い花、ピスタチオ、青リンゴ、クリーミーな要素も広がり、塩漬したナッツが香ります。ドライでピチピチとした生命力にあふれたワインです。
ヘデールテ・ワインズ 南アフリカ ウエスタン・ケープ > コースタル・リージョン W.O.セント・ヘレナ・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン 100% 除梗・破砕し10%茎と共に数時間漬け込み、ドイツ製の酵母でステンレス醗酵14日、3.5カ月間産膜酵母ともにマセレーション。MLF。SO2を15PPM程添加し調整。樽に移す前に攪拌し、茎を取り除く 産膜酵母下でフレンチ・オーク樽熟成(旧樽のみ)12ー14カ月。ボトリング前にSO2を少量添加。清澄剤不使用 12% サステナブル農法 Integrated
Production of Wine (IPW)
夫婦二人のアットホームなワイナリー
海が一望できる斜面に畑を持つチャコリ・レサバルは、現在のオーナー、アンデル・レサバル氏とミレヤ・オシナガ夫妻によって1996年サラウツの地に設立された家族経営のワイナリーです。両親から引き継いだ22haの畑で地域の伝統品種オンダラビ・スリ、オンダラビ・ベルツァを栽培しこの地で何世紀にも渡って造られてきたチャコリを情熱と愛情を持って育んでいます。
’23チャコリ・レサバル アリ¥2.530-
(微発泡性、辛口)美食で知られるバスク地方の海に面した畑で育つブドウを使ったフレッシュさ、果実味、繊細な泡を備えたチャコリ。石が多いアリという区画に由来するミネラル感も印象的です。
ボデガ・チャコリ・レサバル スペイン バスク ゲタリアコ・チャコリナD.O. オンダラビ・スリ 80%/オンダラビ・ベルツァ 20% 醗酵時のガスを残し瓶詰/90%ステンレスタンク、10%オーク樽醗酵
オーク樽熟成6カ月(フレンチオーク、600L、新樽比率10%、1年使用樽90%) 11.5% サステナブル農法
地元の人のみならず、他社ワイナリーからも購入希望が殺到!
トスカーナはフィレンツェの南東、アレッツォ近くのモンテ・サン・サヴィーノに位置するサン・ルチアーノ。海抜300~350mの丘の側面、南向きに約100haを所有するツィアントーニ家のワイナリーです。
ツィアントニ家は本来はローマの家系。フラスカティの近く、マリーナでワイン造りをしていましたが、土地がなくて価格が高かったといいます。現オーナーのオヴィーディオは新しい可能性を見出すべく、他の場所を探すようになり、キアンティ地区をはじめとするトスカーナ中を回ったが、それまでの経験と勘で納得できる場所がありませんでした。ようやく見つけたのが、それまで全く開拓されていなかった現在のワイナリーがある場所。保水力に優れた肥沃な土壌が広がる絶好の地所。1972年頃からローマからトスカーナにしばしば訪れるようになり、1974年、現在の場所へ完全移住しました。
ツィアントーニ家が家族総出で経営するこの小さな蔵は、兄のマルコがブドウの栽培を担当、弟のステファノが醸造を担当しています。彼らがワインの品質にかける意気込み、こだわりは相当なもの。徹底した畑仕事と細部にわたる丁寧な造りで、ワイナリーには毎日ワインを購入に来る人で大賑わい。家族の大きな絆は、小さな蔵のワインを今後も進化させ、成長させていくでしょう。
カルカッソンヌ近郊ペセナスで1892年からブドウ栽培を行ってきたマス家。
現在のオーナー、ジャン・クロード・マス氏の代になって、「高品質であると同時に低価格であること」にこだわったワイン造りへと大きく変貌を遂げました。
豊富な経験と鍛え抜かれた鋭い味覚で生み出される高い品質がジャン・クロード・マス氏の強み。「期待通りでないワインは決してボトリングしない」、という厳しい姿勢で誰もが認める今日の信頼を築き上げました。伝統を尊重しながら、新しい手法や考え方にオープンであるという彼の人柄がワインに表れています。