カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ

バローロの歴史と伝統、そして土地から生まれる味わい

伝統的手法で熟成したネッビオーロの美しさを表現する「ピエモンテの巨匠」

「ニコレッロ」社の歴史は古く、1900年初頭、ワイン造りの伝統が根付いたピエモンテ州のランゲとロエロの丘陵にワイナリーが設立されました。とても勤勉で生真面目、先祖代々ブドウ農家だったニコレッロ社のオーナー、カゼッタ氏はこの地の気候・土壌・ブドウを熟知しており、ワイン造りと自然環境への配慮、ブドウの選別には常に心を砕き、より自然なワインをつくる為に熱心に技術革新と設備投資を続けています。

100年以上の歴史を誇る造り手ニコレッロ。その偉大な功績から「ピエモンテの巨匠」とも呼ばれるカゼッタ氏は、ネッビオーロは寝かせてこそ真価を発揮する、という信念を持っています。

’06バルバレスコ¥5.000-
(フルボディ)深みのあるルビーレッドに、ガーネット色のエッジ。輪郭がはっきりしたブラックベリーやなめし皮の香りが広がります。果実味と柔らかなタンニンが心地よく広がり、余韻が長く続きます。カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ  イタリア ピエモンテ > バルバレスコ バルバレスコD.O.C.G. ステンレスタンク/主醗酵後マロラクティック醗酵 オーク樽熟成48カ月(5,500L、スラヴォニア産)/ステンレスタンク(5,000L)/瓶48カ月以上 13.5% サステナブル農法 green experience


’20ル・ドラゴン・ド・カンテュス¥8.250-
(フルボディ)オー・ブリオンを所有するドメーヌ・クラレンス・ディロン社が銘醸地サン・テミリオンで手掛けるシャトー・カンテュスのセカンドワイン。古代神話の守護神ドラゴンの名を冠しています。 ボルドー > サン・テミリオン A.O.C.サン・テミリオン・グラン・クリュ メルロー 85%/カベルネ・フラン 15% オーク樽熟成(新樽33.5%) 15.5% ワイン・アドヴォケイト90~82点
サン・テステフのトップに君臨するシャトー

オリエンタルな雰囲気が漂うシャトー
シャトー・コス・デストゥルネルの創始者は、ルイ・ガスパール・デストゥルネル。インドに興味があった彼のシャトーは他のボルドーシャトーと趣が違い、オリエンタルな雰囲気が漂います。実際彼自信が、インドにも販売に赴いていたと言われています。近年では2008年に大きく改築されました。

19世紀半ばに経営が難しくなり、そこからオーナーを転々とします。そして20世紀初頭にボルドーのワイン商、ジネステ社が購入。ジネステ家に数代受け継がれた後、1970年から1998年までブルーノ・プラッツ、その息子ジャン・ギョーム・プラッツへと引き継がれて多大な投資が行われ、品質面でも成功を収めてきました。

しかし、フランスの家族経営は相続が大変難しく、1998年に資産家ミッシェル・レィビエ氏に売却されました。契約ではジャン・ギョーム・プラッツ氏が経営を続けるというものでしたが、結局2000年にジャン・ギョーム・プラッツ氏はモエ・ヘネシー エステート&ワインのCEOとなったため、レィビエ氏がオーナーとなりました。レィビエ氏は数多くのホテルの経営、ヘルスケア事業を行っています。

ワイナリーはコス・デストゥルネルの他に、ハンガリー・トカイ地方のヘーツルーを所有し、2013年からは自身の名をつけたシャンパーニュも造りはじめました。レィビエ氏の御子息であるラファエル・レィビエ氏はトカイで修行の後、シャトーのチームに加わっています。

20に分けた区画を管理

ステンレス製の醗酵槽
シャトー・コス・デストゥルネルは北部メドック、サン・テステフ村に入ってすぐの所にあるシャトーです。『Cos(コス)』という名前は古いガスコーニュ地方の表現で『小石の丘』を意味しているそうです。

東と南南西に面した畑は、深い粘土砂利質の土壌で、斜めに粘土層が通っています。メルローは主に東向きの粘土石灰質土壌の畑に植えられ、カベルネ・ソーヴィニヨンは水はけが理想的な斜面の上に植えられています。絶妙な畑の向きと土壌の組み合わせが素晴らしいワインを産みだしているのです。コス・デストゥルネルの畑には20タイプもの土壌があり、これがワインに驚くような複雑味をもたらしています。それぞれの区画の特性をよく把握したうえで、ブドウ品種、樹齢、日照を考えながら細かい区画に分けて管理されています。

コス・デストゥルネルの畑の平均樹齢は45年ですが、古いものは80~100年の樹もあります。生産力が落ち、普通よりもケアが必要な樹齢の高い樹は扱いが大変ですが、コス・デストゥルネルに今まで受け継がれてきたものを守り、味わいのスタイルを維持するには大事なことです。また、マッサルセレクション(シャトーの畑の樹から優れた樹を選び、接ぎ木して育てる方法)を採用。これもまた手間と時間がかかりますが、シャトーのワインを守っていくには、一番だと考えられています。

ファーストラべルは『シャトー・コス・デストゥルネル』。セカンドラベルが『パゴド・ド・コス』。2015年ヴィンテージまでは『レ・パゴド・ド・コス』でしたが、2015年ヴィンテージから〝Les(レ)”が無くなりました。

そして、コス・デストゥルネルの畑より25km北にある別のメドックの畑で作られるワインが『グレ』。ファーストリリースは2003年ヴィンテージで、大西洋からは10kmの距離にある為、少し冷涼な気候です。白ワインも造られており、2005年からはグレの畑で作られる白が、『シャトー・コス・デストゥルネル・ブラン』として販売されています。

’21レ・パゴド・ド・コス¥1.0670-
(フルボディ)シャトー・コス・デストゥルネルが94年から造り始めたセカンド銘柄。ファーストよりは軽めですが、緻密度の高さ、味わいの深みとしなやかさはしっかりと受け継いでいます。シャトー・コス・デストゥルネル  ボルドー > オー・メドック > サン・テステフ A.O.C.サン・テステフ セカンド・ワイン メルロー 60%/カベルネ・ソーヴィニヨン 36%/カベルネ・フラン 3%/プティ・ヴェルド 1% ステンレスタンク発酵 オーク樽熟成12カ月(225L、新樽比率30%) 13% ワイン・アドヴォケイト91点

堅実なワイン造りをするシャトー
広い経験を持つアンリ・リュルトン氏に引き継がれたシャトー

グランヴァンの中心となる斜面の区畑は大きく、3つの区画に分かれる

18世紀に所有していたゴルス家によってシャトーは『ゴルス』と名付けられていましたが、1833年にブラーヌ男爵がオーナーとなった際に、『ブラーヌ・カントナック』と名づけられました。そして着実に品質を向上させ、1855年のメドックの格付けでは2級に選定されました。

1866年に当時シャトー・ディッサンを所有していたロイ家がオーナーとなります。1920年にはシャトー・マルゴーも所有していた大手ネゴシアン、グラン・クリュ・ド・フランスがオーナーとなります。その後、フランソワ・リュルトン氏からにルシアン・リュルトン氏に引き継がれました。

1992年にルシアン・リュルトン氏から彼の所有するシャトーが11人の子供達に引き継がれた際、ブラーヌ・カントナックはアンリ・リュルトン氏が引き継ぎました。アンリ・リュルトン氏は醸造学、品種学に精通し、南アフリカやチリ、オーストラリア等でワイン造りを学んできました。

一部でオーガニックにも取り組んでいます

シャトーはカントナック村に位置し、村の中でも最良の砂利質のエリアにあります。作付面積は75haで、栽培されているのはカベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー40%、カベルネ・フラン4.5%、カルメネール0.5%。栽培密度はヘクタール辺り7,000~8,000本。

シャトーの前に広がる30ha位の区画はマルゴーでも特に優れた深い砂利質の土地で、砂利質の層は12mにも及び、根に水分が行き渡りすぎる事無く、長く深く伸びていきます。また表層が砂質である事により水はけがよいのも特徴です。

18haの区画は2011年からオーガニックで栽培を行っています。オーガニックにする事で、収量は落ちるのですが、やはりワインの品質はとても素晴らしい出来です。

’21バロン・ド・ブラーヌ¥7.150-
(フルボディ)マルゴーの第2級格付、シャトー・ブラーヌ・カントナックのセカンド・ワイン。果実味に富み、柔らかなスタイルにつくられたワインです。シャトー・ブラーヌ・カントナック ボルドー > オー・メドック > マルゴー A.O.C.マルゴー セカンド・ワイン
13% 
改革者、フランソワ=グザヴィエ・ボリー氏により見事に進化を遂げた5級シャトー
20世紀最初までは長く同じ一族がシャトーを運営してきた

『ピュイ(Puy)(=小さい丘)』という名の通り、なだらかな丘陵地に広がる畑

グラン・ピュイ・ラコストの歴史は16世紀にさかのぼります。記録に残っている最初のオーナーはボルドー議会の議員であったマダム・ド・ギロー(M. de Guiraud)です。そこから代々、一族でシャトーを引き継いでいきます。当時、シャトーの名前は地名(Grand-Puy グラン・ピュイ)+オーナーの名前であった為、時々により名前を変えていきますが、最終的にシャトーの名前は、19世紀に入り一族の後継者であるマリー・ジャンヌ・ド・サン・ギロン(Marie-Jeanne de Saint Guirons)氏がフランソワ・ラコスト(Francois Lacoste)氏と結婚した際につけた、シャトー・グラン・ピュイ・ラコストという名前に落ち着きます。『ピュイ(Puy)』が古くは『小さい丘』を意味した様に、畑はなだらかな斜面に位置しています。

そして、1844年に彼らの3人の子供のうちの一人、ピエール・フレデリック・ラコスト(Pierre-Frederic Lacoste)氏がシャトーを引き継ぎ、シャトーの運営、品質の向上に力を注いでいきます。その結果、1855年のメドック格付けにて5級に選定されたのです。同じ一族による経営が長く続きましたが、やはり第二次世界大戦後の難しい時期を乗り越えるのが困難となり、ピエール・フレデリック・ラコスト氏の孫の時代、1920年に譲渡、売却となりました。

現在のオーナー、フランソワ・グザヴィエ・ボリー氏により大きく改革を行う
’17ラコスト・ボリー¥6.160-
(フルボディ)ボルドーの銘醸地ポイヤックの格付け5級シャトー、シャトー・グラン・ピュイ・ラコストのセカンドラベル。パワフルさとエレガントさを併せ持つ高級感溢れるワインです。 実力は2級と言われます。シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト ボルドー > オー・メドック > ポイヤック A.O.C.ポイヤック セカンド・ワイン カベルネ・ソーヴィニヨン 65%/メルロー 26%/カベルネ・フラン 9% 13.5%