インデックスへ
去年(13年)のページへ

ちょっと思ったこと、印象に残った事、9ページ(14年)
1/29 ’98エシェゾーを開けました。
ヴァンサン、ジラルダンがDRCの畑からのブドウを使って造ったワインです。
DRCの古典的醸造方でなく、モダンさも取り入れているのか?開けたてから、香りはやや、植物系で、赤い果実の香り、味わいもまろやかでするすると飲める、滑らかさです。
20分程、デキャンターすると、やや黒系の香りに変わり、味わいもやや動物ぽい味わいが加わり、ボディーがでました。
貯蔵も充分10年は持つでしょうし、すぐ飲んでもおいしいです。
DRCもビレーヌ、オーナーさんがすぐ飲むか、又は10年程先に飲むかが良いと言っておられたと思います。
1/15 今日、年末に仕入れていた’52のシャト−レオビルラスカーズ(サンジュリアン2級)と’75シャト−カロンセギュール(サンテステフ3級)を開けました。
’52のカロンセギュールの方がやや枯れているだろうと思い、先に開けました。
評価はベストワインとの事で、当時の最高だったようです。
コルクは慎重に抜いたのですが、やはりあと1cmの所でちぎれてしまいました。
残りをそろっと抜こうとすると、プシューと中に空気が入る音が?
中は真空状態でした。
液体の分子の方が、気体の分子より小さいのでコルクと瓶の隙間から少しずつ抜けたみたいですが、空気は入っていません。さすが!!保存状態抜群!!
色調はオレンジがかった鮮やかなブラッド色、香りは様々な香りで何とも言い表せません。
古酒の香りはさほどになく、やや柑橘系の香りやベリーの香り、森のアロマ、下草の香りーーー。ホントか?そのような感じがしたんだけど?
味わいは、最初鉄分を多く感じましたが、デカンタージュして20分ほどすると、消えて、代わりにブルゴーニュのような熟成した甘みが出て、ちょっとデザートワインのような感じでした。
’75レオビルラスカーズは、色調は同じようですがさすが、18点の年でパーフェクトワインと言われていて、まだまだ、若さも感じ、酸味も丸く、味わいもシャープな印象で、まだまだ、もちそうな感じです。
やはりバランスではカロンセギュールの方が上でした。
1/10 シャトーレヴァンジル(ポムロール)メルロー70%、カベルネソーヴィニョン、カベルネフラン30%
の’81を開けました。  福音と言う名のワインです。
アッシェットガイド、又は専門書では7〜20年持つと書いてあり、81年はビンテージチャート15点の程ほどの年です。
故に飲み頃でピークかな?でもコルクも健在!!液面もトップまできっちり。
やはり、開けたてはポムロール特有の粘土の鉄分の香り、色調はやや赤みがかった透明感のある色調、少し経つとやや砂糖菓子のような香りが立ってきました。タンニンはすでに滑らかで、角はなくスムーズ余韻はやや、短いかな?さらっとしているが奥深い味わいでした。
もう1つ、ラストーのキュウベコンフィアンス’99   8.000円の限定ワインです。
色調はグルナッシュ100%なのにかなり濃い透けて通らないブラックに近い、香りは最初、クローズ気味、こもったような黒系果実の香り、味わいも意外にアルコール15度にしては丸くスムーズ、しかし、なんと15分程すると香りはミルキーな感じで、舌触りもややザラっとした感じから、かなり濃い目のタニックな味わいに、激変!!やはり、すごい!!ボトルもイタリアンボトルのような重厚なボトルでかなりかっこいい!!です。