深い意味合いのある説明でした。なるほどと思います。
完全にビオディナミを実践するのは、アホ、だと今は無きディディエダグノ-が言っていたのを聞いたことがあります。丈夫な子供を育てても、重病になれば、特効薬を使うのは、当たり前で、漢方と自然食だけでは直らないのと同じことだと思います。
ビオワインとは? (Bio Wine) | ||||
「ビオワイン」とは無農薬有機農法のブドウで造ったワインのことで、ビオロジックワインとビオディナミワインに分類できます。 ビオロジックワインは、化学肥料や化学合成肥料などを使用しない生産者が無農薬で栽培した葡萄からできたワインで、自然環境に配慮して作られたワインです。ビオロジックワインの畑は農薬などを使用せず、肥料も鶏糞などの自然のものが使用されます。また、本来SO2(亜硫酸塩=酸化防止剤)はワイン醸造で必要不可欠といわれていますが、ビオロジックのワインでは基本的に使用しません。 ビオディナミワインは、ビオロジックの取り組みに加え、1924年に人智学者のルドルフ・シュタイナーが説いた植物と天体の関連を体現した農法の生産者の葡萄から作られたワインをいいます。 ビオディナミでは畑を取り巻く生態系を最も重視し、化学薬品・肥料を否定します。ビオディナミではプレパラシオン(フランス語で調合または調合薬)と呼ばれる、自然界に存在する物質を調合した調剤を使用して土壌や葡萄樹の能力を引き出すとしています。プレパラシオンは調合した物質を与えるのでなく、調合から生まれたエネルギーを与えるものと考えられています。実際、畑に使用する生成される物質の量は、ヘクタールあたり数グラム程度で、そのもので影響を与えるにはあまりに少ない量です。こうしたプレパラシオンで出来た物質をエネルギーに変えるのがディザミナシオンいわれる希釈過程で、希釈によって畑に及ぼすエネルギーが増すというのがビオディナミでの定義です。 プレパラシオンはさまざまで、牛の角に牛糞を詰め、冬の間土中で寝かせたものや、水晶を砕いて粉状にし、牛角にいれて寝かせたものは希釈して使用します。このほかにもアキレーの花を鹿の膀胱に入れ、吊るすことで、花の持つ硫黄が土中のカリウムを呼び起こして植物の活性化を促すといったものもあります。 こうしたプレパラシオン使用や農作業、剪定の日などは、すべて天地占星的なビオカレンダーに基づいて行われ、月の様相や月の公転面の昇降、太陽における地球の公転面の昇降における地球への気圧や引力、潮力の影響など、天地占星的な要素を多分に含んでいます。 これらの栽培・育成で作られたワインは、EUで定められた加盟国共通の基準で、ビオワインとして認定するか審査されます。ビオワインを認定する団体はこのほかにも多数あります。ワインの原料であるブドウがビオロジックやビオディナミで栽培されていれば、「ビオワイン」と表示することができます。しかしながら、実際に出来上がったワインが完全に無添加であるとは限りません。ワインの醸造過程で添加物が必要とされる場合もあり、ビオワインの呼称ではまったく添加が認められていないわけではないからです。ビオロジックもビオディナミも、べト病対策に硫酸銅溶剤であるボルドー液、うどん粉病対策に硫黄散布が認められています。
問題は天敵が抱えるホルモンにある。ある種の植物がなくなり、天敵となる生物のホルモンに働きかける光とアロマの刺激がなくなってしまったためであった。そこで、その植物を畑の中にもう一度植えた
ビオロジックワインもビオディナミワインも、立派なナチュラルワインだといえます。ビオディナミワインのほうが、より突き詰めたビオワインいう印象もありますが、消費者がどこまでビオを求めるかによって好みが分かれるところでしょう。 |
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ビオワインの特徴(ここが意味深い点です。) |
ビオワインの特徴はなんといってもその香りです。天然酵母による醸造でできたワインであることから、SO2を使用しないことによる雑菌や微生物の作用、酸化や二次発酵などが原因と考えられます。もともと葡萄の果皮には野生の酵母が複数種類付着していて、ワインのアルコール発酵に良好に寄与するのはそのうちわずか。残りは、劣化の原因となる変化を及ぼす酵母です。醸造過程や熟成過程で不衛生であった樽から細菌などの影響を受けることもあります。こうした微生物・細菌がSO2不使用によって繁殖し、ビオ独特の複雑な香りを放つといわれます。また、清澄・濾過せずに通常の高圧壜詰めされた壜は内気圧が外気圧より高くなるため、抜栓時に澱が舞いワインにが臭くなるとも言われます。こうしたさまざまな要因で生まれるビオ独特の複雑な香りは樹木の腐敗臭とも表現でき、好みが分かれるところです。 また、ビオワインは過剰な色素抽出がされません。そのために色が薄いことが多く、またフィルター(濾過)を通さないことが多いため、ワインが濁っていることが多いです(ノンフィルタは香りとも関係があります)。 味わいは、色からは想像できないほどにはるかに複雑で凝縮された味わいであることが多く、これはSO2不使用の良好な産物であるといえます。一言で言えば「梅こぶ茶」。でも到底一言では表現できる味わいと複雑さではなく、トマトの味だったり、干ししいたけの味だったりします。素直に旨いと感じることもあれば、物足りなくも、また、良くも悪くものけぞる味であることも。 ビオワインは醸造過程で酸化防止剤が使われていない(ビオロジックの場合は極微量使用することもある)ため、酸化しやすいです。これは避けられません。しかしながら、酸化=劣化とは限らず、醸造過程で発生した不純な要素が酸化で取り除かれるという説もあり、また酸化によってより自然な味わいへ変貌することさえあります。通常のワインの保管温度(約14度)よりさらに低めの温度での保管であれば、抜栓後も一週間ほどは美味しく飲めるでしょう。わたしも、開けてから翌日、翌々日のほうが美味しかった経験もあります。 |