11月16日【第3木曜日】 ボージョレイヌーヴォ解禁です。

マドンヌからビデオレターが届きました
(24) マドンヌよりビデオレター ~ヌーヴォー2021テイスティング~ - YouTube



自然な農法の伝統派ボージョレ

現代派と自然派の二極化が進むボージョレで、ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌは伝統的な手法を貫く造り手だ。当主のブルーノ・ベレールは頑固な職人だ。

ボージョレ・ヌーヴォーを飲めばすぐにわかる。フルーティなだけではない。しっかりした骨格を備えていて、なおかつ、ジューシーで、フレッシュな味わいだ。

ボージョレにはまだ珍しい選果台を設置している。しっかりと選別されたブドウはすべて除梗される。早飲みするためのマセラシオン・カルボニックは行わない。一般的な赤ワインと同じく、時間をかけてマセラシオン(醸し)する。

その期間は10〜14日間と、通常の2倍近い。エキスと果実がしっかりと抽出され、タンニンはなめらか。凝縮した果実と熟成に耐える構造を備えるワインに仕上がる。瓶詰めは月の満ち欠けに従って行う。

畑はクリュ・ボージョレでこそないが、実力は多くのクリュをしのぐと言われるル・ペレオン村にある。標高400メートルの急斜面にあって冷涼なため、ブドウのハングタイムが長い。収穫は平均的な生産者より、1〜2週間遅い。ブドウは複雑な香味をたくわえる。

120年以上の古木生かして凝縮したワイン

マドンヌの最大の財産は、一族が数百年にわたって所有する古木。普通は若い樹から造られるヌーヴォーですら、平均樹齢35年のブドウを使用する。120年以上の古木の区画もある。区画ごとに成熟を見極めながら収穫する。

また、実を多くつけるガメイでは、収量を落とすのが重要だが、ここはいち早くグリーン・ハーヴェストを導入した。ボージョレで、グリーン・ハーヴェストを行う生産者はまだまだ少数派だ。

ベーシックなトラディション2013について、ワイン・アドヴォケイトのニール・マーティンは「ピュアな果実と素晴らしい緊張感が
ある。
エクセレント。まぎれもない掘り出し物」と評した。ワイン・アドヴォケイトだけでなく、ワイン・スペクテーターなどアメリカの多くの雑誌から高得点を獲得し続けている。


ドメーヌ・ドゥ・ラ・マドンヌはペレオン村を代表する自然派の造り手です。
 穏やかながら頑固な仕事人・ブルーノ・ベレール(現当主)を中心に オリヴィエ・ベレール(弟)、ジャン・ベレール(父)とともに ペレオンの誇りである小区画を守り続けています。
 マドンヌのワイン造りはブルゴーニュを強く意識しており、 また、素晴らしいテロワールに恵まれたことを感謝し、 テロワールに忠実であることを一番の目的としています。
 これまでのヌーヴォーのイメージを一新する力強い味わいと 奥深さは世界中で高評価を受けています。

 隠された小村・ペレオンに広がる小区画 ワイン・アドヴォケート、ワイン・スペクテーター、 リベラシオン等各誌が賞賛するマドンヌのワインは、 まさに「ボジョレーのグランクリュ」とも言える小区画のブレンドです。
 各区画のブドウはそれぞれに個性を持つため、 収穫日から醸造まで全て区画ごとに醸造を行っています。
 ペレオンはボジョレーで11番目のクリュになるといわれる、 最も有力なクリュ候補です。

 大昔からの畑・古樹を守り続けるドメーヌ
 数百年にわたってペレオン村にベレール家が所有するこれらの畑は、昔ながらの自然農法とともに代々受け継がれています。
 マドンヌのブドウは非常に長生きで、120年以上の古樹のみの小区画もありますが毎年元気に実を付けています。

 畑では遅摘み・低収量・徹底的な選別、こだわりの自然派 高い丘が多いボジョレーでも比較的標高の高い位置に畑があるおかげで、実がじっくり成熟し、よりフルーティなブドウが生まれます。
 低収量で完全に熟した実だけをとるのがポリシーであるため、多くのボジョレーの造り手よりも収穫が1~2週間遅くなります。
 マドンヌはボジョレーでもいち早くグリーンハーヴェストを採用しました。
 また、病気が発生してもすぐに農薬に頼らず、できるだけ最小限に抑えます。
 過去には1つ残らず腐ったブドウの房を取り除き、カビの蔓延を防いだこともあります。
 さらに、標高が異なるものや日光の当たり方が異なるもの(南東と西)は別々に醸造されるので、それらをブレンドすることで、より素晴らしい複雑さを持つワインに仕上がります。
 標高の高いところは小石が多く、良い酸やスパイスのニュアンスを持つワインができあがります。低い方では果実味豊かでまろやかな味わいとなり、両方をブレンドすることで、複雑でバランスのとれたワインに仕上がります。
 選別はその年の状況や収穫時の状態によって、3~7度にわたって徹底的に行われるため、品質の劣るブドウが混ざることもありません。
 ヴィンテージの出来不出来に大きく左右されることなく、毎年常に凝縮感ある美味しいワインを期待できます。
 ミレジムさんの資料から。

’23ボージョレイヴィラージュヌーヴォ¥4.400-を¥4.000-

これまでのヌーヴォーのイメージを一新する力強い味わいと 奥深さ エキスと果実がしっかりと抽出され、タンニンはなめらか。凝縮した果実と熟成に耐える構造を備えるワイン。
フルーティなだけではない。しっかりした骨格を備えていて、なおかつ、ジューシーで、フレッシュな味わい

樹齢:平均35年(1880年代に植えられた 樹齢120年以上の区画もあり)
 平均収量:30~35hl/ha
 (樹齢100年以上の古樹は10~20hl/ha)
 栽培:リュット・レゾネ(減農薬農法)を採用 / 3haでビオディナミ農法を実施
 醸造:自然酵母のみを使用して醗酵 マセラシオン・カルボニックの手法はとらず、長期熟成型のブ
ルゴーニュワインとほぼ同様の醸造方法です。

2023年のボジョレーワインの味わい予想 
平年よりも日照量が多く、ぶどうは糖分をしっかりと作り、乾燥したため水分は若干少な目の果汁になっているでしょうが、気温が突出することがなかったので、ボジョレーらしい酸味も期待できます。
また病害はなく健康に実ったので、微生物汚染はないでしょうから、雑味に繋がるリスクが極めて低く、またアルコール度数もそれほど高くならないのでイチゴ系の香りが損なわれることなく、華やかで魅力的なワインに仕上がるのは間違いありません。

平年より1~2週間早い収穫になりそうで、醸造期間が長く取れますから、11月の解禁日までにはある程度熟成してくるでしょう。
気候変動で、ここ数年翻弄されて来た感がありましたが、今年は久々に王道のボジョレーらしいヌーヴォー、その中でも極めて優良なヴィンテージだろうと予想します。
*どんな状態にせよ、ボージョレイは、地域的に葡萄産地全体の中に位置します。
そのため、その年の葡萄の状態が如実に現れてどの産地の葡萄の状態も予測ができると言う恰好のチャンスだと僕は思います。
ぜひ、2023年の本質を試してみて下さい。

畑は最高の状態です。今年もクリュール(花ぶるい)が多く、大部分はミルランダージュぶどうです。
ミルランダージュは面白い現象であり,これが発生した果粒は,種のある普通の粒とは生理機能が大きく異なっている。ミルランダージュの粒は果肉が発達せず,その代わりに果皮に蓄えられる香り成分(ポリフェノール)が多くなる。ミルランダージュの年はいつも色が濃く,香りの赤いワインができるのであり,1978年,1988年,1995年などがそれにあたるだろう。ミルランダージュは,安定した濃い色,果実味,重厚なタンニンや複雑なボディをもたらしてくれるのである。ミルランダージュのもうひとつの利点とは,同じ房についている正常な果粒と比べてカリウム含有量が少ないことである。というのもカリウムは,ワインの酸味を保つ上でマイナスとなるからだ。ミルランダージュの比率が高くなると,ワインのpHを下げることができ,つまりは長期熟成が可能な卓越したワインになるというわけである。さらに,ミルランダージュはブドウの房内に間隔をつくり,空気の循環をよくしてくれもする。灰色カビ病の繁殖を防ぐことによって,こうしたカビに由来する悪い風味からワインを守り,間接的にワインの質を高めてくれる。


ルーデュモン★ ’23ボージョレイヌーヴォ \4.730-を¥4.300-
VIEILLES VIGNES DE PLUS DE SOIXANTE-DIX ANS

ルー・デュモンのボージョレ・ヌーヴォー、18年目のリリースです。

畑は「Saint V
érand」村近郊の
、樹齢約70~95年の計10の古樹単一区画群より。

「ガメイは、完熟させてはじめて、その真価を発揮します。そのためにはどうしてもヴィエイユ・ヴィーニュでなければなりません」が仲田さんの信念。しかも標高が400mととりわけ高く、「熟成がゆっくり進みます。開花日から予想される今年の収穫開始時期は8月末~9月初頭ですが、僕はさらに10日間程度、ぶどうの完熟を待つつもりです」。

「これまでのところ南ボージョレは素晴らしい天候に恵まれており、霜害も雹害も病気もなく、畑は最高の状態です。また今年もクリュール(花ぶるい)が多く、大部分はミルランダージュぶどうです。今年のヌーヴォーは過去最高だった2022年ヴィンテージと同等の品質で、かつ、2022年よりも凝縮した濃厚な味わいになると思います」。

「年に1度のお祝いだからこそ」-現代美術家ジェラール・ピュヴィスの特製ラベル、重厚ビン「レジェンド・アンティーク」の使用等、パッケージデザインにもこだわります。

TECHNICAL DATA

★ シスト表土で花崗岩質と砂質土壌。樹齢約70~95年のVV

★ 実質ビオロジックのリュット・レゾネ栽培

★ 収量約50hl/ha。手摘み収穫時、運搬前、発酵前の3回選果

★ セメントタンクにて6日間のマセラシオン・カルボニック

★ シャサン社製「グラン・ファン」等の樽で熟成(新樽率10%)の予定

★ 澱引き時に粗目の珪藻土フィルターを使用

★ ノンフィルターでの瓶詰め時に、最小限のSO2を添加

←ラベル背景の文字のどこかに「天・地・人」が入っています。


8月の近況報告です

7月は雷雨が数回発生し、南ボージョレの一部では雹害も見られました。気温が30度を超える日が多く、高温と湿気のためボージョレ全体でミルデューの被害が広がりました。

8月も雷雨が多く、また、日によって20度~30度と気温が目まぐるしく変わったため、不安な毎日が続きました。

 ただ、今年は春から乾燥した気候が続き水不足気味でしたので、水不足が解消されたことは大きなメリットともなりました。

また、私の区画は標高400メートルの高台斜面にあり年中強い風が吹いているため、ミルデューなども一切発生しませんでした。
今日現在、ぶどうも葉も本当にきれいで素晴らしい状態です。今年の収穫解禁日は91日で、今週末前後から一斉に収穫がはじまります。
しかし私はぶどうを完璧に完熟させたいので、当初の予定日よりさらに10日ほど遅らせて、
919日頃から収穫を開始するつもりです。

 ここにきて好天が続いていますので、このまま収穫まで多雨に見舞われなければ、想定していた通りの素晴らしいヴィンテージになると思います。

今年は歴史的なグレードヴィンテージになりそうですので、一切妥協せず、ぶどうの「最高度」の完熟を待つことにいたしました。

2023829   メゾン・ルー・デュモン

樹齢100年葡萄が織りなすスペシャルなヌーヴォーです

’23ルイテットボージョレヌーヴォー ・キュヴェ サントネール ¥3.990を¥3.680-

2020年はボージョレ ヌーヴォー リヨン杯にて「グランプリートロフィー」獲得
Louiouis Tete ”Centenaire”Beaujolais Villages Nouveau 2022 Par Avion

ルイテット ボージョレヌーヴォー ・キュヴェ サントネールは、樹齢100年以上の古木葡萄が織りなす、凝縮感に溢れたボージョレ・ヌーヴォーです。

「サントネール」とは「100年」という意味で、このワインに使われるガメイ種の葡萄樹の樹齢が100〜110年あるところから名付けられました。
100歳を超えた古木なので、1本の葡萄樹から収穫されるのは2房のみで、生産量は極端に限られてしまいますが、その濃縮度・風味は充実感に溢れている「とっておきのボージョレヴィラージュ・ヌーヴォー」です。
ラベルには一本ずつロットナンバーが刻まれ重厚な風味と相まって、他のボージョレーとは一線を画すワインです。

ルイテット社はボージョレ地区にあるこじんまりした家族経営のワイン生産者兼ネゴシアン。優良な契約農家との契約を保ち、良質なワインを生産しています。
2005年から醸造設備を新設し、ワインを買うスタイルから葡萄を買って醸造するスタイルへ切り替えて、より高品質なワイン造りを目指しています。
地元の優良な栽培農家との綿密な関係を持ち、ボージョレワインのみを専門に扱うルイテットは、より良い葡萄を買い付けることができる彼らだからこそボージョレの個性を十分に感じられるワインができます。